ショーン・コネリーから粋な着こなし術を学ぶ【初代ボンド】
ショーン・コネリーの着こなし②「ダークカラーのカーディガンでクールに明るいコーデの軸を引き締める」
インナーとボトムスを明るい色味で揃えてコーデの軸で抜け感とクリーンな印象を担保しながら、ダークカラーのカーディガンで印象を引き締めたショーン・コネリーのカジュアルな着こなし。ボディービルで鍛えた逞しい肉体をリラックスフィットのカーディガンで優しく包み、キレイめかつエフォートレスなスタイリングに。
ショーン・コネリーの着こなし③「ブラウンのVネックニットとグレーポロシャツを合わせたゴルフスタイル」
『007 ゴールドフィンガー』(1964)の撮影時、ボンドカーとして知られるAstin Martin DB4にもたれかかるショーン・コネリー。ダークブラウンのVネックニットにグレーポロシャツ、チャコールグレーのスリムスラックスを合わせたこのコーディネートは、劇中でゴルフをプレイする際のスタイリングだ。ちなみに、モノクロ写真だと分かりづらいが、このシーンでは赤いグローブを着用し、手元にアクセントを効かせている。
ショーン・コネリーの着こなし④「アンソニー・シンクレアが仕立てた粋なグレースーツの着こなし」
『ドクター・ノオ』出演時のショーン・コネリーは、アンソニー・シンクレアが仕立てたグレースーツに身を包んでいる。首に吸い付くような美しい「のぼり」から描かれるナチュラルショルダーライン、鍛え抜かれたショーン・コネリーの肉体に合わせて広めに設計された肩幅と細いラペルのコントラストの効いたバランス、そして低めのラペル返り位置に設定された2つボタンのVゾーン…etc。現代でも「ボンドスーツ」の愛称でスーツ好きから支持されるほど時代を越えて愛される完成されたスタイルに注目だ。
ショーン・コネリーの着こなし⑤「上下の色味でメリハリをつけ、タイドアップしたジャケパンスタイルをこなれ感たっぷりに表現」
ダークカラーのテーラードジャケットと明るいトーンのスラックスを組み合わせたジャケパンスタイル。白シャツをタイドアップすることでフォーマル度を高めつつ、上下の色味でコントラストをつけて“こなれ感”のある仕上がりに。
ショーン・コネリーの着こなし⑥「ロングコートがクラシックな雰囲気を演出するカジュアルスタイル」
杢生地が表情のあるポロシャツの上からロング丈のチェスターコートをサラリと羽織って、カジュアルな装いにクラシックな雰囲気を添えたこちらのコーデ。昨今注目を集める「Old Money Fashion」の参考にしたい上品カジュアルなスタイリングだ。