【高松宮記念】ルガル 完璧に仕上“ガル”!鋭い伸び 西村淳「1週ごとに調子良くなっている」
「高松宮記念・G1」(24日、中京) シルクロードSで重賞初制覇を飾り、勢いに乗るルガルは20日、栗東坂路に登場。西村淳を背に軽快なフットワークを披露し、ラストも鋭く伸びて4F51秒1-36秒6-11秒7をマークした。3週続けて主戦がまたがり、馬のリズムを損ねることなくじっくりと運び、ラストまで全く無理することなく手応えは楽なまま。もともと攻め駆けするタイプとはいえ4F51秒1、ラスト1F11秒7はさすが。一杯に追った1週前から動きにはさらに軽やかさが出た印象を受ける。初戴冠に向けて仕上がりに隙はない。以下、西村淳也騎手と杉山晴紀調教師との一問一答。 ◇ ◇ 【西村淳】 -中間の調整は。 「3週連続で追い切りに乗せてもらい、1週ごとに調子は良くなっていると思います」 -最終追い切りは。 「いつも通り。少し時計が速くなったけど、問題なく来られていますね。前走も状態は良かったのですが、今回も同じくらいだと思います」 -G1で相手強化となるが。 「楽しみです。昨年からG1の依頼を多く頂いているので、すぐにでも結果を出したいと思っています」 【杉山晴師】 -前走を振り返って。 「ゲートに難ありというイメージでしたが、ジョッキーがうまく出してくれました。力強く、次が楽しみになるレースでしたね」 -成長を感じるか。 「使うごとにどんどん力をつけているなという印象を持っています」 -最終追い切りは。 「1週前でイメージより仕上がったなという感じだったので、あまり無理せずラスト1Fだけ反応を見る程度で。(4F)53秒くらいのイメージで時計的には速かったけど、楽に走っていたので心配はしていません」 -舞台、馬場について。 「左回りは心配していません。重馬場や荒れ馬場を苦にしないレースをしているので、雨は降ってもどちらでもいいかなと思います。仕上がりは今までで一番いいと思うので、まずはスタートですね」 -G1初挑戦に向けて。 「ようやく前走で重賞タイトルを獲れたばかり。今回は強い馬がそろっていますし、挑戦者の立場だと思います。今の勢いでしっかり結果を出したいですね」