大分市の永冨記念病院が「肥満外来」開設 生活習慣把握し食事や運動を組み合わせ最適な治療法提供 「専門的にサポートしたい」
大分市玉沢の永冨記念病院が県内では珍しいという肥満治療に特化した「健康維持肥満・パワーリハビリテーション外来」を開設した。毎週金曜日に、外来と入院で対応する。同院は「子どもから高齢者まで、肥満で悩んでいる人に健康的に減量していくための専門的なサポートをしたい」としている。 肥満を改善したい人だけでなく、肥満による足腰の痛みや筋力の低下、睡眠時無呼吸症候群に悩んでいる人などが対象。 一人一人の食生活や生活習慣などを把握し、栄養士による食事プランや理学療法士による適切な運動プログラムを組み合わせ、最適な治療法を提供。大分大の糖尿病専門の非常勤講師とも協力し、生活習慣病や整形外科疾患に配慮しながら、健康的に痩せていくサポートをする。 永冨博副院長(55)は「肥満だと整形外科疾患になる可能性も高くなる。外来での実績をもとに来年度は、より広範囲で専門的なサポートができる専門のセンターを設立したい」と話している。