【独自】EV充電器10万口設置へ テラモーターズ 政府目標3分の1担う
EV=電気自動車向けの充電事業を手がけるテラモーターズが、2027年までに国内で10万口のEV向け充電器を設置する計画を進めていることがテレビ東京の取材で分かった。 現在、日本国内で設置されている公共用のEV向け充電器はおよそ3万口とされる。政府はEVの普及には充電インフラの拡充が欠かせないとして、2030年までに30万口を設置する目標を掲げている。テラモーターズの計画は、政府目標の3分の1を担う野心的なものだ。 テラモーターズは計画実現に向けて、今年度中に福岡、札幌、仙台に新たな国内拠点を設立し、生産能力を3倍以上に増強する予定だ。2027年度までに300億円の資金調達も目指すという。 テラモーターズのEV向け充電器の累計受注数は去年末の時点で2万5000口を突破し、都内では急速充電器を1000か所で無償設置するなど、充電インフラの拡充を加速させている。