米倉涼子「CHICAGO」で日本人女優初、ブロードウェイ3度目の主演
作品への情熱と妥協なき努力が成功を呼び込む
プラス、作品にかける米倉自身の熱い思いも見逃せない。米倉は2008年には「CHICAGO」の、まずは日本版でミュージカルに初挑戦を果たしている(2010年には再演も)。 「ブロードウェイで初めて鑑賞したときから、ストーリーや音楽、ダンス、衣装と、『CHICAGO』の世界にすっかり魅了されて、日本版をやるなら何が何でもやりたいと自ら売り込んで主役を得たようです。これが評価されてブロードウェイ進出につながったんです。2011年には渡米し、英語に囲まれた生活の中に身を置くとともにダンスやバレエのレッスンも受けて、翌年のブロードウェイ主演デビューに至りました」(スポーツ紙40代男性記者) 自身が深くのめり込むほど作品を気に入っていることと、それを自ら演じるために妥協しない努力を積み重ねることが、今回の快挙を呼んだのだろう。 (取材・文:志和浩司)