【イベントレポート】「こまねこ」キンタロー。子供とにゃーにゃーで会話、監督・合田経郎「うれしいです」
映画「こまねこのかいがいりょこう」の公開直前プレミア上映会が、東京・新宿バルト9で10月22日に行われ、監督を務めた合田経郎と、主人公の猫の女の子“こまちゃん”に扮したお笑いタレント・キンタロー。が登壇した。 【動画】映画「こまねこのかいがいりょこう」予告編(他10件) 「どーもくん」やNetflixオリジナルシリーズ「リラックマとカオルさん」のドワーフスタジオが贈る「こまねこ」は、こま撮りをする物作りが好きなこまちゃんの日常を描くオリジナル作品。新作「こまねこのかいがいりょこう」では、初めて海外旅行に出かけることになったこまちゃんの友情と成長がつづられる。 「こまねこ」は2003年に誕生した。ドワーフスタジオ代表でもある合田は「最初に作ってから20年、ずっと好きでいてくれる方々の応援のおかげでここまで来れました。大変感慨深いというか、とてもうれしいです」と笑顔で挨拶。本作について「20周年ということで、成長をテーマにしてみました。でもずっと子供のままでいてほしいなと思ったり、急いで成長しないでちょっと階段を上って下がってみたいに少しずつ成長してくれたらいいのかな」と言及する。 ストーリーの構想に関しては「ウクライナ侵攻のニュースを見たときに、父親は国に残らなきゃいけない、母親と子供は国外に避難するという映像があって。母親は大きなスーツケースを引いて、子供も大きなリュックを背負って、でも片手にはぬいぐるみを持っていて。この子にとって、ぬいぐるみは着るものや食べるものと同じぐらい、もしくはもっと大事な命綱のようなものなのだなと。出かけるときに、どういう気持ちだったのかな、なんていうことを想像して、出かける話というストーリーがいいかなと思いました」と明かした。 キンタロー。は、こまちゃんのごとく「にゃにゃにゃー!」と軽やかなステップを踏みながら登場。2歳と4歳の子供たちと本作を観たそうで、「子供にとってぬいぐるみって身近なものですけど、こまちゃんも大好きなぬいぐるみを持っているという共通点がある。それがストーリーに入り込みやすくて、想像力が掻き立てられるんじゃないかな」と感想を伝える。また「観たあとは子供と『にゃーにゃー』で会話していました(笑)」と振り返ると、合田は「めちゃくちゃうれしいです。何を言っているのか、観ている方に委ねているところもあるので、想像力をフルに活用して観ていただきたい」と声を弾ませた。 「こまねこのかいがいりょこう」は10月25日より新宿バルト9ほか全国で順次ロードショー。短編「はじめのいっぽ」「こまとラジボー」「ほんとうのともだち」も同時上映される。 (c)dwarf・こまねこフィルムパートナーズ (c)dwarf