【PFAS続報】瀬野川沿いの地下水から指針値の80倍超を検出 東広島市発表
広島県東広島市や広島市安芸区を流れる瀬野川水系の水から国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を超える有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、東広島市は6日、地下水を調査した同市内の58地点のうち瀬野川沿いの3地点で指針値を上回ったと発表した。瀬野川沿いの地域では指針値の80倍超となる4100ナノグラムを検出した地点もあった。 【地図で見る】米軍川上弾薬庫の一帯 市は調査結果を井戸の所有者に伝え、指針値を超えた場所では飲用を控えるよう呼びかけるとともに飲料水を配布する。再調査は1月12~16日に実施。うち22地点で結果が判明した。残る36地点については現在、分析を続けている。 昨年12月27日に実施した調査では、米軍川上弾薬庫近くの八本松町宗吉の水路で指針値の80倍に当たる同4千ナノグラムを検出。市が地下水を調査した。
中国新聞社