関電高浜1号機、配管蒸気漏れ 出力40%に下げ点検
関西電力は22日、高浜原発1号機(福井県高浜町)のタービン建屋にある2次系配管で蒸気漏れなどが確認され、点検のため出力を下げ始めたと発表した。関電によると、周辺環境への放射能の影響は確認されておらず、午後にかけて出力を40%に抑制する。電力需給への影響もないという。 21日午後11時25分ごろ、巡回点検していた作業員が給水を補助するポンプ付近の配管から蒸気が漏れているのを確認した。別のポンプに切り替えて運転を続けていたが、22日午前5時ごろに作業員が確認したところ、稼働中のポンプでも通常より多く冷却水が漏れていることが判明した。 能登半島地震による被害ではないとしている。