【ライブレポート】BUDDiiS初の武道館ワンマン完遂「一生かけて愛します」バディと見つけた“理想郷”の先にあったもの
BUDDiiSが9月6、7日に東京・日本武道館でワンマンライブ「BUDDiiS vol.08 Nippon Budokan -UtopiiA -」を開催した。 【写真】“もーりーしゅーと”ことMORRIEとSHOOT、兄弟ならではの抜群のハーモニー ■ 「“UtopiiA”目指して楽しんでいきましょう!」 2020年9月の結成以降、着実なステップアップでともに夢を追う“仲間”たち、バディ(BUDDiiSファンの呼称)を増やしているBUDDiiS。4年でたどり着いた初の日本武道館公演は2DAYS開催でチケットは両日共にソールドアウト、7日の公演は生配信も行われるという高い注目度の中で実施された。この記事では、7日公演を中心に両日のライブの模様をレポートする。 開演時刻を回ると、ステージに設置された巨大なLEDパネルには真っ白な衣装に身を包んだメンバー10人の姿が順に映し出された。“理想郷”を追い求める彼らがそれぞれの場所から集結すると、映像を映し出していたパネルが上下に割れ、ステージ上段に立つ10人がバディの前に姿を見せる。大きな歓声に包まれる中、彼らは9月18日リリースの新作EP「UtopiiA」に収録される新曲「Ütopia」で華々しく初の武道館ワンマンの幕を開けた。ピンク色の雲の上、理想郷に建つ城を連想させる絢爛なステージセットを背にした10人は、きらめくパステルカラーのツイードジャケットを着こなして満員のバディを見つめる。オーディエンスを幸せな“ユートピア”へ誘うべく、冒頭から晴れやかな歌声と笑顔のダンスでハッピーなムードを醸成し、SHOOTは曲終わりで「ねえBUDDY!」と客席へチャーミングなウィンクを投げた。 「日本武道館、待たせたな!」。2曲目の「CLICK ME」、気合いのにじむ声で叫んだリーダーのFUMINORIは「今日は最後の最後まで、僕たちと一緒に“UtopiiA”目指して楽しんでいきましょう!」と客席へ向け呼びかけた。KEVIN、MORRIE、SHOOTがリードボーカルを務めるこの曲でステージ下段に集まった10人は「僕だけを見て」という楽曲のメッセージに乗せて力強いダンスを踊り、それを受け取ったバディもまた彼らの熱に応えるように大きくペンライトを振った。続く「Brightness」では「みんな違って みんないいよね」というフレーズに合わせ、来場者全員に配布された制御型ペンライトによって、客席が虹色に光り輝くというドラマチックな演出も。10人が笑顔のパフォーマンスでメッセージを放つステージの各所からは花火も噴出し、その豪華な演出に会場の熱気もぐんぐんと高まっていく。無数のレーザー光線が交錯するダイナミックな演出がメンバーのパワフルなボーカルを力強く彩った「Koi to me」を経て、初期からのライブ定番曲「Under The Sea」ではビジョンに海底の世界、客席には青い光の海が広がる。武道館全体に“Under The Sea”の世界が創出される中、軽やかなビートにゆったりと楽しいボーカルを乗せる10人はステージの両端に伸びた花道へと歩みを進めてバディの声を求め、リズミカルなハンドウェーブと大きなシンガロングで一体感を形成した。そんな彼らがアウトロで順に姿を消す中、最後に1人残って歌声を響かせたのはMORRIE。歌いながらサングラスを外した彼はカメラに無邪気な笑顔を投げて舞台奥へ向かい、ステージを次のシーンへと進める。 ■ 4人のハーモニーと6人の躍動 真っ白な衣装でドレスアップした10人の表情にクローズアップするチルな幕間映像が流されたのち、上下に割れるLED映像は“海の底”から“オーロラ輝く夜空”へと物語の舞台が遷移することを観衆に知らせる。すると、そこに立っていたのはKEVIN、MORRIE、SHOOT、SHOWの4人。スタンドマイクの前に立った彼らが届けたのは、「ケビリカル - UtopiiA - Special Mashup」と題されたスペシャルパフォーマンスだ。これはグループの音楽制作面を一手に担うKEVINが「her+art」「ENCHANT」「JEALOUS」の3曲をマッシュアップしたバラードで、4人が各々の実力を存分に発揮しながらしっとりと聴かせる流麗なボーカルワークと美しいハーモニーに、オーディエンスはじっくりと耳を傾ける。曲が終わるなり聴衆から「フウー!」と感嘆の声が上がったのも束の間、続いては「BUDDiiS×DANCE」と銘打たれたダンスブロックへ。パワフルなダンストラックと行き交うレーザー照明によってガラッと空気が塗り替えられたステージで、TAKUYA、YUMA、FUMIYA、SEIYA、HARUKI、FUMINORIの6人はソロダンスのリレーをつないでいく。BUDDiiSのライブでソロダンスのセクションがしっかりと設けられるのは今回が初めてだったが、6人はそれぞれの持ち味を生かした6者6様のダンスでバディにアピール。のちのMCでメンバーに「(才能が)覚醒してる」と言わしめたHARUKIのタットやSEIYAのダイナミックなフロア技、そして持ち前のスキルを武道館の舞台で惜しみなく放出するFUMIYAやFUMINORIのハイレベルなダンスは、BUDDiiSのパフォーマンス面においてのさらなる可能性と今後への期待をバディに抱かせるものとなっていた。 メンバー個々が自身のスキルを遺憾無く発揮したセクションを終え再び集結した10人。ここで「LOUD」をドロップすると、SHOOTは「悔いのないように、全力で楽しんでいこうぜ。バディのみんな、最高の景色をありがとう!」と思いのままに叫んだ。パフォーマンスブロックの流れを汲み、「ケビリカル」組のボーカル4名がステージの上段、下段に大きく広がり、その4人とダンサーチームが組になって踊るフォーメーションはこの日ならでは。アップリフティングな歌とダンスで客席の高揚を誘った10人は、続く「OZ」でバディとの結束を一層強めていく。KEVINが作詞作曲を手がけたこの曲は、メンバーの名前を歌詞に盛り込みながらバディとの心踊る冒険を歌うさわやかなナンバー。森の中、大航海、桃源郷……と、10人とバディの冒険の行き先が変わるたび客席のペンライトも色を変え、そんな景色を見ながら歌うFUMINORIは「日本武道館、来たよっ!」と、TAKUYAは「好き好き好きっ!」とチャーミングに決めポーズ。笑顔の輪が広がる客席へ向け、メンバーは「大好きだ my buddy」の歌詞に合わせて大きなハートマークを送った。 9曲を終え、この日最初のMCタイムを取ったBUDDiiS。6日の自己紹介でおなじみの「もりもーりー!」コールを発生させたMORRIEは、バディから返ってきた声の大きさに思わず「でかー! すごー!」と声を上げる。メンバーの自己紹介口上の考案者であるFUMINORIは武道館ライブのために「小川と言ったら?」「かわいいと言ったら?」「奇跡と言ったら?」という問いかけに「ふみくーん!」と返す新しい口上を用意し「これで(口上を)FIXさせます!」と宣言した。そして7日の自己紹介タイムでは、「自己紹介考えてきました!」と切り出したSEIYAが「今日の武道館、ブチかま?」「SEIYA!」というコール&レスポンスを発生させ、メンバーから「それいいじゃん!」と絶賛を受けていた。 ■ 情熱的な誘惑 「ここからはしっとり音楽に揺れていってください」とリーダーのFUMINORIがバディに着席を促すと、ステージにもソファやハイチェアがセッティングされていく。それらに腰掛けた10人がここで届けたのは「- UtopiiA - Special Medley」と題した5曲のメドレー。ファンキーなアレンジが施された「Magic」で10人がグルーヴィに体を揺らし音に身を委ねると、続く「P.A.R.T.Y」ではFUMINORIやKEVINの甘い歌声、SEIYAのリズミカルなラップがバディの耳を楽しませる。2人で1つのソファに座るMORRIEとSHOOTの兄弟が切ない歌声を重ねた「Lack」ののち、10人とバディがハンドウェーブでひとつになった「SUNSHINE」でも兄弟がお互いの手を絡めながら響かせるハーモニーに歓声が飛ぶ。そして「YO HO」の心踊るサウンドと歌声でメドレーは締めくくられ、10人とバディはFUMINORIの合図に合わせて一斉に右手の拳を掲げた。 ロースモークが10人の足元に漂う中、ムードたっぷりに届けられたR&Bのミディアムバラード「ON & ON」でKEVINの繊細なファルセットのロングトーンが聴衆の心を奪うと、SEIYAの「BEAST2!」という咆哮で会場のムードは一変。真っ赤な光に染まったステージ上、10人は「BEAST2」のワイルドで危険な世界観を現出させ、FUMIYAは声を思い切り歪ませたアジテーションを叩き付けて会場の熱をグッと引き上げてみせた。 SEIYA、TAKUYA、SHOWを中心に、メンバーそれぞれのまっすぐな思いを乗せた歌声が響いたエンパワメントソング「WE HIGH」を10人が届け終えたとき、ステージビジョンには素早く進む光を追いかけるように駆けるメンバーの映像が映し出された。TAKUYAがその光をつかもうとした瞬間に舞台が暗転し、そこにはグループカラー・イエローのグラデーションカラーでコーディネートした10人の姿が。スパニッシュギターの艶やかなサウンドに体を弾ませるダンスセクションでパフォーマンスを再開させた彼らは、流れるように突入した「HONEY」でイエローのスポットライトやレーザー光線に照らされながら妖艶に、ワイルドに歌い踊ってバディを挑発。SHOOTの「教えてやろうか!」というセリフアレンジやMORRIEの激情的なボーカルアレンジによってパフォーマンスの攻撃力は高まり、バディは熱い眼差しでステージ上の10人の一挙一動を見つめる。続く「Instictive Love」は、緩急の効いた艶やかなサウンドで“2人”の親密な関係性を歌い上げる、「UtopiiA」収録の新曲。なめらかなボディウェーブと悩ましげな視線で蠱惑的な世界観をぐっと深めた10人は、裏打ちのリズムとカリビアンなサウンドがリラクシンなムードを誘うサマーチューン「Glow Gold」で情熱的にバディを誘惑する。それぞれが両手で“GGポーズ”を作りステップを踏む中、SHOOTは「お前ら愛してるぞ!」と満員の客席へラブコールを送り熱い歓声を集めていた。 ■ 全員でラブコール!スペシャルな「The One」 2度目のMCを経て、武道館ライブのためのスペシャルアレンジでバディを大いに沸かせたのはBUDDiiSのライブには欠かせない人気曲の「The One」。他愛もない話題で盛り上がる10人の話を遮るようにフォンコールが鳴り響くとそれは“バディ子”からの着信で、ピンク色の受話器を手に取ったFUMINORIの「もしもし?」をきっかけに、10人は受話器を奪い合うコミカルなリレーを見せながら曲を歌い届けていく。楽曲が2番に進むと、今度は5台の受話器をペアになって取り合うキュートなやりとりを繰り広げる10人。毎回1人のメンバーがバディに電話で思いを伝えるラブコールのパートも今回はメンバー5人が順に“電話”をするアレンジで、6日の公演ではTAKUYAが「今日は会えてうれしい。でも1個だけお願いがある、聞いてね。ずっと一緒にいよ」、HARUKIが「どうにかなりそう。 なにがって? 武道館でみんなに会えてどうにかなりそう!」、MORRIEが「よく聞いてね、同じこと2回言わないから。8+1は? 9じゃないよ、ちゅー!」、SEIYAが「ひと言だけ言いたいことがあります。俺だけ見てろよ」、FUMINORIが「俺も子供じゃないからね。最年長らしいこと言っちゃうよ。このあと、2人でいけないことしちゃう?」と、それぞれの言葉で思いを伝える。7日の公演では「俺さあ、ずっと言いたかったことあんのよ。愛してる! アハハハハ!」とKEVINが先陣を切ると、SHOOTは「俺のこと好きなら早く好きって言えよ」とバディの「好きー!」という言葉を誘ったのち、「俺は愛してる」と返答。続くYUMAは言葉を発するタイミングを先走ってしまい「早かった、最悪! 『かわいがってやるよ』って言おうとしてたんだけど……かわいがって!(笑)」とその場の勢いでセリフをアレンジして歓声を誘う。続くFUMIYAも「今日は伝えたいことがあります。来月20歳になるから、早く結婚しようね」という熱烈なアプローチでバディの悲鳴のような声を受け止め、SHOWは最後に「僕にとっての理想郷ってなんだと思う? 違うよ、焼肉の食べ放題じゃないよ! 僕にとっての理想郷は、僕のバディがいることだよ!」という彼らしい言葉で思いを伝えてみせた。 続く「BUD」のイントロでは、感情の昂りのままMORRIEとFUMIYAがキスをする姿にバディが興奮と混乱の歓声を上げる。天井知らずの盛り上がりの中で客席はカラフルに色を変えるペンライトの光に彩られ、10人はそんな光の中を進むようにステージを端から端まで歩いて「Go Go バディGo!」の声を集めていった。満員の客席が一体となったコールとタオル回し、ペンライト回しで10人とバディの結束がより強固になると、ビジョンには星の光が降り注ぐ城が浮かび上がる。この城の扉を開いた10人が「JUBiiLEE」のファンタジックな調べに乗せて笑顔で歌い踊ったライブのクライマックス、メンバーが楽しく踏み鳴らすステップやバディがペンライトで楽しげに刻むリズムが無数の“光の音符”に姿を変えて夜の城を彩るというメルヘンな演出も。初めて立った武道館でのひとときも10人とバディの幸せな“記念日”としてBUDDiiSの軌跡にしっかりと刻み込むと、SEIYAは「it's the jubiilee!」と言って軽やかにウィンクを飛ばした。 2階席、1階席、アリーナからステージへ。順に光で満たされていく武道館が黄色一色に染め上げられた本編ラストの「To The Top」でリーダーのFUMINORIが叫んだのは「みんながいつもがんばってるの知ってます。どんなときも僕たちが味方でいます。いつも支えてもらっているぶん、今日くらいは甘えてくれよ! みんなの笑顔が僕たちのすべてです。これからも僕らは止まることなく、上を目指して走っていきますので、これからも一緒に走っていきましょう!」というバディへの思い。KEVINやMORRIEが力のこもった歌声で、メンバーそれぞれが全力のダンスでさらなる上を目指す意志を届けると、バディも声の限りに「Hey!」というコールを返し、晴れやかなムードの中で本編は締めくくられた。 ■ 「一生かけて愛します」 バディの熱い「アンコール!」の声に応えてステージに戻った10人は、ここで今の思いを順にバディへと伝えていった。昨年10月、千葉・幕張メッセイベントホールで行われたワンマンの中で、父親と約束した“東京ドームに立つ夢”を明かしていたMORRIEは「その夢のことをみんなに伝えたら、バディの夢にもなってくれたというか」と思いを語る。この言葉にバディが拍手で同意を示すと、MORRIEは感極まった表情で「みんなのために叶えたいし、お父さんのためにも。お父さん見てる? 絶対に恩返ししたいから、絶対にこの約束を守ります。バディのことも一生かけて守るんで、つらいことがあったらいつでも会いに来てください。一生かけて愛します」と誓った。コロナ禍に結成されたBUDDiiSの軌跡を振り返ったのはHARUKI。「無観客ライブから始まり、苦楽を共にしたメンバーと武道館まで来られたのはうれしいですし、メンバー1人ひとりを誇りに思います」と彼が口にすると、TAKUYAは「大変だな、怖いなと思うこともあるけれど、バディが応援してくれたり、メンバーも一緒に進んでくれたり、この生活がすごく幸せ」と今の充実を語り「この生活を長く続けられたらという思いが自分のモチベーションになっています。まだやりたいことはあるし、それをこの先のステージで見せていけたらと思うので……これからもよろしくお願いします!」とバディに呼びかける。6日の挨拶で「最初のライブのお客さんは200人とかだったので、ここまで増えたんだって。実際目の前にすると……」と言って瞳を潤ませていたKEVINは、7日に「何を伝えたいかを曲に詰め込んで、みんなに直接届けるというのがかけがえのない仕事……仕事じゃなくて人生ですね。人生だと思っています」と自らの使命を口にし「これからも大きくなっていきたいし、いろんな気持ちを届けていきたいので、これからも応援してくれますか?」とバディに伝えた。 「ライブをするたび、僕は幸せ者だなって思います。いつもありがとうございます、大好きです」とまっすぐに伝えたSHOOTの言葉を受け、最後に挨拶に立ったのはFUMINORI。「たとえあなたが誰かに否定されたり、嫌なことがあったとしても、僕が全部肯定します。どんなときも味方でいるし、『大丈夫だよ』と何度でも伝えます。だからライブに遊びに来てくれたらうれしいです。みんながたくさんがんばってるの、めちゃくちゃ伝わっているからこそ、絶対に幸せにして帰したいんです」とバディへの熱い思いを口にした彼は「僕の人生において、バディと出会えたことが財産です。この先、たくさんの人にみんなのことを自慢したいと思っています。これからもBUDDiiSらしくエンタテインメントを届けていくので、これからもよろしくお願いします!」と力強く訴えて10人の挨拶を結ぶ。そして彼らはここで、12月29日に埼玉・さいたまスーパーアリーナでのワンマンライブが決定したことをバディに報告する。BUDDiiSからのサプライズにこの日一番の歓声が上がった会場、感極まったSEIYAの瞳にはうるうると涙が。FUMINORIが「絶対に行くよ!っていう人!?」と呼びかけると、満員の客席からは「はーい!」という大きな声が返ってきた。 歓喜の余韻の中、BUDDiiSは「Ütopia」を再び披露してこの日のライブを締めくくる。メンバーは明転した客席を晴れやかな表情で見つめながら歌い踊り、バディとともに武道館の広い空間を幸福感でいっぱいに満たした。「愛してるぜバディ!」「バイバイ、大好き!」と何度も思いを伝える10人がLEDパネルの奥へ消えると、ビジョンに映し出されたのは雲に浮かぶ理想郷……と、その先に現れたさいたまスーパーアリーナ。ユートピアを探し求めるバディとの旅はまだまだ続いていく。そんなメッセージを最後に残し、初の武道館公演の幕が下ろされた。 ■ 7日公演 メンバーコメント全文 □ MORRIE 武道館でライブをすると口では言っていてもどこか夢の話で、「まさか自分が立てるわけがない」という気持ちがどこかにあったからなかなか実感を持てなくて。緊張よりワクワクが勝ってずっとフワフワしていたけど、実際に立ってこんなにきれいな景色を見て、改めて皆さんを大切にしていきたいと思いました。幕張でのライブのとき、東京ドームに立つという約束をお父さんとしたことをみんなに言ったと思うんですけど、その夢のことを伝えたら、バディの夢にもなってくれたというか。みんなの夢になったと思っているので……みんなのために叶えたいし、お父さんのためにも。お父さん見てる? 絶対に恩返ししたいから、絶対にこの約束を守ります。バディのことも一生かけて守るんで、つらいことがあったらいつでも会いに来てください。一生かけて愛します。 □ SEIYA 2DAYS、この武道館に立てているのが本当に、すごいうれしくて。この景色を見ながら毎日寝たいなって思うくらいきれいです。昨日もやったんですけど、今日もいいですか?(オフマイクで)バディ、愛してるよ! ホント、今回のライブはペンライトも制御式になったり、演出にもこだわったと思うんですけど……この景色を見るために生きているんだなと思います、本当に。大好きです! 2日間ありがとうございました、最高でした! □ HARUKI BUDDiiSは無観客ライブから始まり、苦楽を共にしたメンバーと武道館まで来られたのはうれしいですし、メンバー1人ひとりを誇りに思います。2DAYS完売、ありがとうございます。きれいな景色を見せてくれるバディに、毎日精進して恩返しできるようにがんばりますので、これからもよろしくお願いします。 □ TAKUYA 最初は武道館でライブをするなんて想像もつかなくて、だからこそ、このステージに立つことの難しさをわかっているつもりです。大変だな、怖いなと思うこともあるけれど、バディが応援してくれたり、メンバーも一緒に進んでくれたり、この生活がすごく幸せです。この生活を長く続けられたらという思いが自分のモチベーションになっています。まだやりたいことはあるし、それをこの先のステージで見せていけたらと思うので……これからもよろしくお願いします! □ SHOW 制御ペンライトって、完売してないと100%の力を出せないので、うれしいしホッとしているところもあります。完売すると、一番後ろの席で観る方が出てくると思います。でも、BUDDiiSのライブはそんな方にも楽しんでもらえるように工夫されていると思いますし、これからもそんなステージを作っていきたいと思うので。また気が向いたら足をを運んでください。僕ら、いつでも待ってます。 □ KEVIN 本当に幸せでした。僕は音楽を作る立場でもあるので、作る側としてもありがたさを感じていて。最初は「曲数少ないから自分たちで作る?」というところから始まったけど、そうやってできるのって僕たちの強みだよねって。何を伝えたいかを曲に詰め込んで、みんなに直接届けるというのがかけがえのない仕事……仕事じゃなくて人生ですね。人生だと思っています。これからも大きくなっていきたいし、いろんな気持ちを届けていきたいので、これからも応援してくれますか? 10人で全力で突っ走っていきますので、これからもよろしくお願いします! □ FUMIYA 感無量ですね。僕の性格的に、好きじゃないと何かを続けられないのはみんな知ってると思います。昔から誇れるようなものがなくて……自分の人生的なところで、胸を張って「こういう人生送ってます!」って言える人間ではなかったんですけど、ライブ作ったり、歌って踊ったり、そういう日常を繰り返していく中で、そしてスタッフさんや家族、バディのみんな、そういう人たちのおかげで……マジで僕、将来息子や娘、孫がもしできたら、「俺、こういう人生送ってたんだよね」って。もしできなかったとしても(笑)、おじちゃんみたいな立場で誰かにめちゃくちゃ自慢できる、誇れる人生を送らせてもらってるなと思っています。そういうことを、ライブに立つたびに思っています。あの、幕が上がると「ワーッ!」って言ってくれるじゃないですか。僕、それが大好きで! これからもそんな景色を見せてください。踊り続けます! □ YUMA こんなに素敵な景色を見せていただいて、ありがとうございます。今日寝る前に思うことは、こんなに素敵な景色を前にして、なんで「The One」で間違えたんだろうということです(笑)。10人とスタッフの皆さん、バディのみんな、家族、全員に感謝していて。こうして誰1人欠けずにいられること、当たり前じゃない1日1日を大切に進んでいきましょう。 □ SHOOT まだ夢の中にいるような感覚で。だけど現実になって、僕たちがこうしてステージに立てることが幸せです。これは当たり前のことじゃないですし、バディの支えがあってこそのメンバーだし。僕はこの関係性が大好きです。だから、僕らがこの先も変わらず、声や踊りで気持ちを届けるぶん、みんなにも変わらずいろんなものを届けてほしいなって思います。ライブをするたび、僕は幸せ者だなって思います。いつもありがとうございます、大好きです。 □ FUMINORI みんながどういう人生を歩んできてどんな人なのか、毎日どんな日々を送っているのか、僕はほんの少しはわかっているつもりです。僕も同じ人間なので、悔しい思いやつらさを感じたりするし、みんなからのメッセージを読んで「一緒だな」と思ったりしながら日々を送っている中で……BUDDiiSの活動を通して、なんのためにやっているのか? 誰のために思いを届けるか? 考える中で思うことがあります。例えあなたが誰かに否定されたり、嫌なことがあったとしても、僕が全部肯定します。どんなときも味方でいるし、「大丈夫だよ」と何度でも伝えます。だからライブに遊びに来てくれたらうれしいです。みんながたくさんがんばってるの、めちゃくちゃ伝わっているからこそ、絶対に幸せにして帰したいんです。僕の人生において、バディと出会えたことが財産です。この先、たくさんの人にみんなのことを自慢したいと思っています。これからもBUDDiiSらしくエンタテインメントを届けていくので、これからもよろしくお願いします! ■ セットリスト □ 「BUDDiiS vol.08 Nippon Budokan -UtopiiA -」2024年9月6、7日 日本武道館 01. Ütopia 02. CLICK ME 03. Brightness 04. Koi to me 05. Under The Sea 06. ケビリカル - UtopiiA - Special Mashup(her+art / ENCHANT / JEALOUS) 07. Dance Track 08. LOUD 09. OZ 10. - UtopiiA - Special Medley(Magic~P.A.R.T.Y~Lack~SUNSHINE~YO HO) 11. ON & ON 12. BEAST2 13. WE HIGH 14. HONEY 15. Instictive Love 16. Glow Gold 17. The One 18. BUD 19. JUBiiLEE 20. To The Top <アンコール> 21. Ütopia 撮影:米山三郎、小坂茂雄