篠原涼子、撮影現場でバカリズムをニコニコ凝視「本当に目が離せない」「癒やされます」
「イップス」への共感「当てはまるところはなくはない」
――「イップス」という心理的症状への共感はありますか? 篠原:「イップス」という言葉を知らなかったときに、今まで自分のできていたものが、「あれ? なんかちょっとうまくできないな」という感じになることがあったんじゃないかと思うと、私にも当てはまるところはなくはないのかなと思いました。 バカリズム:「イップス」はわりとスポーツの世界でよく聞くんですけど、高校時代に野球をやっていたときに、僕自身もそうですし、チームメートとかでも、ある失敗がきっかけですごく苦手なプレーになるとか、よくあったものだったんです。当時はまだ「イップス」っていう言葉がメジャーじゃなくて自覚してなかったんですけど、そういうことは経験としてあったので、そこから大人になって「あれはイップスって言うんだ」という形で認識して、共感はできていると思います。 ――性格の部分での共感は、いかがですか? バカリズム:実際の自分の性格よりもだいぶ嫌な人だなと思って演じてます(笑)。イップスの部分はある程度共感できて、理解できるんですけど、「なんでそんな言い方するんだろう?」と思って共感できないですね。だいぶ嫌なやつです(笑) ■リサーチして役作りも… ――役作りはどのようにしていったのですか? 篠原:結構いろいろ調べたんですよ。ミステリー作家の人はどんな洋服を着てるのかといった見た目から、発言の仕方とかを調べて、どういうニュアンスでやろうかなって思いながらいろいろ考えて試したんですけど、結果的に全部消えました(笑) バカリズム:えっ! なんで消えたんですか!? 篠原:(いろいろなものを参考にして)どっちつかずみたいな感じで見せるのは、すごく中途半端だなと思ったんです。 ――その結果どういうキャラクターになったのですか? 篠原:自分の中でまだ分かってないので、すごく探ってます(笑) バカリズム:でも、調べたことは無駄にはなってないですもんね。 篠原:吸収はしてると思うんですけど、何も出てきてないです(笑) バカリズム:僕からフォローすると、黒羽ミコという人物はちゃんと出来上がってますんで大丈夫です。 篠原:ありがとうございます(笑)