【MLB】スネルと契約合意のドジャース 次なる補強ターゲットは? 「ソトから撤退したようには見えない」と米記者
今季4年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャースは、ジャイアンツからFAとなっていたサイ・ヤング賞2度の大型左腕ブレイク・スネルと5年契約で合意したことが明らかになった。しかし、今オフのドジャースの補強はこれだけでは終わらない可能性が高い。ポスティング制度によるメジャー移籍を目指している佐々木朗希の獲得に乗り出すのは間違いなく、さらに「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者は「フアン・ソトの争奪戦から撤退したようには見えない」と伝えている。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ ドジャースはスネル獲得により、「全員が健康なら」という条件つきではあるものの、大谷翔平、山本由伸、スネル、タイラー・グラスナウという極めて強力な先発四本柱を揃えることになった。ほかにもボビー・ミラー、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンといった先発候補がおり、現在FAのクレイトン・カーショウも再契約が濃厚。しかし、先発投手の補強はまだ終わっていない可能性が高い。 ヘイマン記者は先週の時点で、ドジャースが「スネル、コービン・バーンズ、マックス・フリードといった実績十分の大物投手と佐々木の両方を獲得しようとしている」と報じていた。前者に関してはスネルの獲得によって完了。しかし、後者の佐々木獲得という目標がまだ残っている。佐々木がメジャー球団と契約を結ぶのは、次の契約ピリオドが始まる1月15日以降になるとみられており、現時点でドジャースを佐々木の移籍先候補から外すのは時期尚早だろう。 また、ドジャースはソトに契約オファーを提示した5球団のうちの1つであることが明らかになっている。ヘイマン記者は「ドジャースはソトから撤退したようには見えない」と指摘。自軍からFAとなったテオスカー・ヘルナンデスとの再契約に舵を切る可能性もゼロではないが、依然としてソト獲得を狙っているのは間違いないだろう。ドジャースがスネル、佐々木、ソトという夢のような超大型補強を実現させる可能性はまだ十分に残されている。