【気象解説】“最強寒波”3連休の天気は? 東京では雪の可能性も
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今季最強寒波の影響で日本海側を中心に大雪となっています。11日からは3連休で、東京で雪の可能性もあるようです。気になる天気を気象予報士の木原実さんが解説します。
■福岡でも…普段雪の少ない西日本平地でも積雪
10日(金)も強い寒波の影響で日本海側を中心に大雪となりました。福岡市の中心部でも9日(木)夜から10日(金)朝にかけて雪が降り、この冬初めて積雪を観測するなど普段雪の少ない地域でも雪が積もりました。 10日(金)午後には九州や四国から雪雲が抜けましたが、路面は滑りやすい状態がしばらく続きますので、足元に注意が必要です。
■東北・北陸中心に11日(土)日中にかけて大雪注意
10日(金)夜以降も東北から山陰にかけての日本海側の山沿いを中心に、強い雪が降り続ける予想です。11日(土)日中にかけて大雪に注意が必要ですが、その後は次第に天気は回復へと向かう見通しです。ただし、除雪作業中の事故など、十分ご注意ください。
■3連休は東京でも雪の可能性
11日(土)までは新潟や鳥取など日本海側を中心に大雪に警戒が必要です。一方、13日(月)成人の日は札幌など北日本含めて広く晴れる見込みで、おだやかな成人式、となる地域が多そうです。 ただし、3連休の中日となる12日(日)、福岡や鹿児島、そして東京で雪が降る可能性があります。12日(日)朝の時点で九州の広い範囲で冷たい雨や雪が降っている見込み。次第に雨雲雪雲は東へ広がり、12日(日)日中は四国、近畿地方でも傘が必要な時間がありそうです。 そして夜には、西日本の雨や雪はやみますが関東の南海上に南岸低気圧が発生する見通しです。関東では神奈川県や千葉県など沿岸部を中心に雨や雪の予想です。そして13日(月)に日付が変わる前後には都内でも一時的に冷たい雨に雪が交じる時間もありそうです。 その後、朝には雪雲は東の海上に抜ける見込みで現段階で交通機関への大きな影響は無さそう。ただし、南岸低気圧による雪の予想は大変難しく、最新の天気予報、気象情報を確認するようにしてください。