「日本庭園」の改修縁に友好深めて40年 京都・向日市と米サラトガ市「関係これからも」
京都府向日市との姉妹都市盟約締結40周年を記念して、米カリフォルニア州サラトガ市の元市長エミリー・ローさん夫妻が向日市を訪れ、両市の交流を深めた。 向日市出身の建築家・故安井清さんがサラトガ市の日本庭園「箱根ガーデン」の改修に携わったことをきっかけに、1984年に姉妹都市盟約が結ばれた。両市の訪問団が互いに現地を訪れるなど交流してきた。 向日市役所で職員らが拍手で出迎えた。永守重信市民会館で、向日・サラトガ姉妹都市協会の久嶋務会長が「この40年間は両市民にとってかけがえのない素晴らしい時間だった」と歓迎のあいさつを述べた。 30周年の2014年に市長を務めたローさんは「40年間、両都市は文化や教育などさまざまな交流を続けてきた。両市の関係がこれからも続くことを望んでいる」とサラトガ市議会からの記念の賞状を紹介。中地則元副市長が竹のプレートを贈った。安井清さんの長女平野みどりさんも参加した。 その後、一行は、昼食をともにし、友好を確かめ合った。