「雨予報だからキャンセルしよ…」は気軽にできなくなる!? キャンセル料金を強気で徴収するゴルフ場が増加の気配
キャンセル料を避けるために無理をする人が心配
ただ、大石氏は厳格にキャンセル料金を取ることが最善策だとは思わないといいます。 「消費が発生していないことに料金を支払うのはどうかと思いますし、事前にキャンセルの連絡をしてくれたりすれば問題ないと思います。実際、キャンセル料金が5000円発生したとしても、次回のラウンド時にプレー料金から5000円を差し引くといったサービスをしているゴルフ場もあります」 「また、厳格なキャンセルポリシーが一般的になると、『キャンセルするとお金を取られるから……』と、暑さが厳しい日に高齢のゴルファーが無理やりラウンドして熱中症で倒れてしまうなど、他の問題が発生してしまう可能性もあります」 「本当にやむを得ずキャンセルしなければならない場合、モラルを守ってきちんと連絡すれば、救済措置をほどこしてくれるゴルフ場は少なくないでしょう。キャンセル料金を厳格に徴収しなければならない状況になる前に、ゴルファーひとりひとりの考え方を改めてもらうことが双方にとってメリットがあると思います」 これから雨の日が多くなることが予想されますが、安易に直前キャンセルすることは避けるべき行為といえます。現段階でキャンセル料金を徴収していないゴルフ場も、損害が大きくなれば導入せざるを得なくなります。一人の身勝手な行為がゴルファー全体の不利益として返ってくることを肝に銘じましょう。
e!Golf編集部