結成30周年にシャンプーハット・てつじ「20年後も恋ちゃんと漫才を」 “同期”サバンナも祝福
今月で結成30周年のお笑いコンビ「シャンプーハット」の恋さん、てつじが4日、大阪・堺市で開店50周年を迎えたショッピングセンター「パンジョ」で、記念イベントに出席した。 2人は歯科技工士専門学校で出会い、1994年11月に漫才コンビを結成。NSC(吉本総合芸能学院)出身ではなく、オーディション組だが、ブラックマヨネーズ、野性爆弾らと同じNSC大阪校の13期生と同期の扱いになっている。 堺市はてつじの地元で「初めてのデートはパンジョ、洋服を買うならパンジョ、初めてのラーメンはパンジョのスガキヤ」と愛する商業施設でのイベントに感激。一方、大阪・高槻市出身の恋さんは「初パンジョやからビビッて、スーツで来ました」と正装で苦笑した。 恋さんは同施設の50周年を祝い、自作の新キャラクターの「万年君」「まさはる」のイラストも披露。ともにスキンヘッドで、前者はカメを頭に乗せ、後者は一輪の花を咲かせた奇怪な風ぼうだが、恋さんは「カメは万年ですし、(まさはるは)何もないところから(花を)根付かせた。2つ候補を描いたら、両方採用された」と、今後の長い愛顧を期待して説明した。イラストは同所2階の太陽の広場に飾られる。 ステージには、同じ非NSC組で、ほぼ同期のサバンナがお祝いに駆け付けた。サバンナの方が半年ほど先輩だが、高橋茂雄との初の出会いを恋さんは「竜か虎のスカジャンを着ていて、めちゃ怖いと思った」と振り返り、高橋はてつじの印象を「口元が公園の便所のよう(に汚い)。ヒゲがめっちゃ濃かった」などと昔話に花を咲かせた。 シャンプーハットは一時、活動を休止した時期があったが、サバンナが活躍する姿を見て復活。てつじは「(サバンナが)テレビに出てなかったら、またやろうとはなってなかった」と仲間に感謝した。 「パンジョ」の50周年に引っかけて、20年後の自分たちを問われると、高橋は「八木(真澄)さんは70歳でも『ブラジルの人~』をやってるはず」。その八木は「大阪市内の狭小住宅のローンが80歳まであるので」と60周年まで意識した。 一方、主役のシャンプー・てつじは「20年後も『恋ちゃん』って言うて漫才をやっていたい」。恋さんは「僕もローンが74歳まである。(髪の)毛根が死んで、『まさはる』みたいになっているかもしれません」と新キャラに未来の姿を重ねて、笑わせた。
報知新聞社