「SPY×FAMILY」34話場面カット

　「SPY×FAMILY」のなかでも激しい戦闘が描かれた“豪華客船編”。アニメ第34話では、アーニャ・フォージャー（CV：種崎敦美）が、母親のヨル（CV：早見沙織）を助けるため意外な活躍を見せた。必殺技“らいじんぐほーぷ”を放つシーンは、名場面のひとつだ。 【映像】アーニャの必殺技、炸裂！（7分52秒ごろ～） 　“豪華客船編”では、アーニャが福引を当てて、父親のロイド（CV：江口拓也）とクルーズ船で旅に出ることに。一方ヨルも、殺し屋〈いばら姫〉としての任務のため、同じ船に乗っていた。 　第34話「未来を繋ぐ手」では、ヨルが船の甲板で死闘を繰り広げた。しかし武器のスティレットを弾き飛ばされてしまい、窮地に陥った。ヨルを探していたアーニャは、偶然彼女のスティレットを発見。“人の心が読める超能力”により、ヨルが上の層でピンチになっていることを察知した。アーニャは、「ははをたすけてみせる！」と奮起し、「とどけえええ！希望を届ける光の矢（らいじんぐほーぷ）」とスティレットを力いっぱい投げた。 　アーニャの活躍は、スティレットが虹色に輝く演出やBGMも相まって、胸が熱くなるシーンに仕上がっている。投擲後の“やり切った感”あふれる表情も微笑ましい。ネット上で「アーニャちゃんカッコ良かったしかわいかった」「何回見てもいいね」と興奮の声が寄せられた。 　ちなみに原作者である遠藤達哉氏は、人気歌手・LiSAのファンのようで、彼女をモチーフにしたイラストをX（旧Twitter）で公開してきた。まさにLiSAの楽曲に「Rising Hope」というタイトルのものがあり、遠藤氏は、同楽曲のMVと同じ衣装を着たアーニャのイラストを披露したこともある。「SPY×FAMILY」とLiSA両方のファンは、アーニャの“らいじんぐほーぷ”を一層楽しめたことだろう。 　アニメ「SPY×FAMILY」は、「少年ジャンプ＋」（集英社）にて連載中の遠藤達哉氏によるシリーズ累計発行部数3600万部突破の同名漫画が原作。凄腕スパイの〈黄昏〉ことロイド・フォージャー（CV：江口拓也）、凄腕の殺し屋〈いばら姫〉ことヨル、人の心が読める超能力を持つ少女・アーニャが仮初めの家族となる“スパイアクション＋ホームコメディ”だ。2022年に放送されたTVアニメSeason1、2023年に放送されたTVアニメSeason2は大好評のうちに幕を閉じ、同年12月に全国公開された「劇場版SPY×FAMILY CODE: White」は公開3日で興行収入12億円を突破。2024年3月31日時点で興行収入62.6億円、観客動員数464万人を超える大ヒットを記録した。また、TVアニメSeason3の制作も決定している。 ※種崎敦美の「崎」は、正式にはたつさきの字 （C）遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会