「本当に成長できた約半年間」なでしこ浜野まいかは怪我をどう乗り越えた? アメリカ遠征で“ニュー浜野”を見せられるか!
「見せるしかないです」
『SheBelieves Cup』に向けてアメリカでキャンプを行なうなでしこジャパンは現地4月4日、4日目のトレーニングを実施。ランニングなどのアップやシュート練習など、冒頭の30分程度がメディアに公開された。 【PHOTO】なでしこジャパンの未来を担う逸材!アメリカでトレーニングに励む浜野まいかを特集! 怪我から復帰し、昨年の女子ワールドカップ以来の招集となった浜野まいかが、練習後に取材に応じ、今回の活動にかける思いを語った。 浜野は昨夏の女子W杯を控えた練習で左肩を負傷。その影響で出場は、準々決勝のスウェーデン戦(1-2で敗戦。ベスト8敗退)の後半終了間際からピッチに立った1試合にとどまり、大会後に負傷部位の手術を受けた。 それから復帰までの約半年間を浜野は、「今、自分にやれることは何なのかを考えた時に、怪我の期間は考えることがたくさんあって、自分自身、本当に成長できた約半年間だと思ったので、良い機会でした」と振り返る。 サッカーができないなかでも、所属するハンマルビー(スウェーデン)のチームメイトのプレーを何度もチェック。何か吸収できるものはないかと、リハビリをしながらも、復帰後を常に考えながら研究していたという。 「(参考にしていたのは)みんなです。怪我人以外は全員、ほかの各国の代表で活躍している選手ばかりなので、国によってプレースタイルも違うし、本当に全員から吸収していました。 もちろんサッカーは、プレーすることで上手くなるのが一番だと思うんですけど、外から見ることによって、自分が勝手にこのプレーヤーに魂を入れ込む、みたいな感じで、中で自分もプレーしているような見方をしていた。この人だったらこういうアイデアがあるんだとか。今までの自分もそうですけど、今までの自分を押し込んで、新しい“まいか”も入れ込んでみたいな感じです」 怪我を乗り越えた“ニュー浜野”を今こそ見せる時。「見せるしかないです。見せて感じてほしいです」と、このアメリカ遠征で成長した姿を見せたいと19歳のアタッカーは意気込んだ。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)