ふげん廃炉作業進む 原子炉周辺設備の解体 年度内に原子炉建屋内のポンプ解体 クリアランス金属になる機械の撤去作業加速
日本原子力研究開発機構の新型転換炉ふげんは廃炉作業が進み、放射性廃棄物として扱う必要のない、いわゆるクリアランス金属になる機械の撤去作業が加速しています。 廃炉作業中の新型転換炉ふげんは現在、原子炉補助建屋やタービン建屋の機械などの撤去が始まっていて、4つの段階のうち2段階目の、原子炉周辺の設備の解体に入っています。 年度内に、原子炉建屋内のポンプを解体する予定となっています。 ふげんでは放射能濃度が極めて低く、再利用が可能ないわゆるクリアランス金属が、およそ4200トン発生すると見込まれています。今後、資源として再利用が見込まれています。 ふげんは2003年に運転を終え、2008年から廃炉作業に入っていて、2040年度の完了を目指しています。