兵庫県丹波市長選、林氏が再選 新人4人との激戦制す ごみ袋半額化の成果など強調
任期満了に伴う丹波市長選が17日に投開票され、無所属現職の林時彦氏(70)が、無所属新人で前市教育長の岸田隆博氏(66)ら新人4人を破り、再選を果たした。投票率は66・18%で2020年の前回を0・83ポイント上回った。 【写真】兵庫県知事選、斎藤氏が再選確実 出直し選で返り咲き 選挙戦で林氏は、兵庫県内で一番高かったごみ袋の半額化や新型コロナウイルス対策などの成果を強調。前回選で公約に掲げた「全市民への5万円給付」が実現できなかったことで逆風もあったが、批判票の分散にも助けられた。 岸田氏は、林氏を「市政にビジョンがない」と批判し、変革を求める有権者層に浸透したが及ばなかった。いずれも無所属新人で元市議の前川進介氏(46)、元市議の小橋昭彦氏(59)、農業の岩崎政義氏(69)も、林氏の支持基盤を崩しきれなかった。 20人が立候補した同市議選(定数18)も同日投開票された。(那谷享平)