浄水場から有害性指摘のPFAS…吉備中央町が発生源とみられる業者に損害賠償請求【岡山】
岡山放送
岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘される有機フッ素化合物PFASが検出された問題で新たな動きです。町が発生源とみている活性炭の所有業者に対し、1億円を超える損害賠償を請求しました。 町内にある円城浄水場から国の暫定目標値を超えてPFASが検出された問題。町によりますと、浄水場の上流に放置された使用済みの活性炭が発生源とみられ、7月2日、活性炭を所有する地元業者に対して請求書を郵送したということです。 請求では、住民に返還した過去3年分の水道料金のほか、原因調査にかかった費用や住民に対して給水車を使った費用などを求めています。 その額は1億円を超えるとみられています。町は、2024年10月以降、18歳以上の住民を対象に健康被害を調べる血液検査を行う予定で、こうした費用も業者に請求するかどうか今後、検討していくということです。
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