同僚の出産祝いにお金を渡したら、「物ではなくお金!?」と驚かれました。どちらがいいのでしょうか?
出産祝いでは、赤ちゃんが無事に生まれてきたことを祝い、贈り物をします。 職場の同僚に子どもが生まれた場合に、出産祝いを贈りたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。出産祝いを渡す際には、相手に失礼のないお祝い選びも重要です。 今回は、職場の同僚への子どもの出産祝いに「お金」を渡すことはマナーにおいて適切かについて解説していきます。また、「お金」ではなく品物を渡す場合についての例を予算とともにご紹介します。
出産祝いに適切なものとは?
出産祝いでよく贈られるものとして、 ●オムツ ●衣服 ●おもちゃ ●絵本 ●ブランケット などが挙げられます。 また、実用的な「お金」を贈る方もいらっしゃるでしょう。 「品物」を選ぶか「お金」を選ぶかのマナーについて、特に決まりはありません。贈る人と贈る相手の関係性で選ぶことがほとんどです。 一方で「お金」の出産祝いが喜ばれるケースもあります。 バスリエ株式会社の「出産祝いギフトに関する調査」によると、特に喜んでもらえたプレゼントのランキングは以下の通りです。 1位 ベビー用衣類(19.79%) 2位 オムツ(14.13%) 3位 現金(13.78%) 4位 おもちゃやぬいぐるみ(12.37%) 5位 ブランケット・おくるみ(10.25%) 産後必要になるものを見越した実用品や消耗品、そして使い道の多い現金が喜ばれる傾向にあります。 ■同僚という立場で「お金」は適切? 同僚という立場で「お金」を出産祝いに贈ることは、マナー違反にはなりません。 しかし、関係性という面で注意しなければいけない場合があります。会社内で気をつけるべきパターンとしては、以下の場合です。 ●相手が職場の上司や先輩にあたる場合 ●相手が年上の場合 ●相手が「お金」の出産祝いをよく思わない場合 相手が上司や先輩、また年上の場合は「自分の懐具合を心配されているのでは」と不快に思われることもあるようです。この場合は品物の方が無難といえるでしょう。 「お金」の出産祝いをよく思うかどうかは、贈る相手の地域の文化に合わせたマナーにもよります。相手の地域のマナーを調べてみるのも一つの手といえるでしょう。 ■「お金」以外の品物を選ぶときの予算 出産祝いの予算は、バスリエ株式会社の「出産祝いギフトに関する調査報告」によると、3000円~7000円未満が最も多くなっています。 出産祝いの品物を選ぶ際には、相手のことを考え、悩んでしまう方も多いでしょう。何がいいか迷ってしまい決まらないときは、贈る相手に何が欲しいか聞いてみるのもいいでしょう。
同僚の出産祝いに「お金」はマナー違反ではない
同僚に出産祝いの「お金」を贈ることは、マナー違反ではありません。しかし、相手の育った地域や住んでいる地域の文化によっては、よく思われない場合もあります。同僚との関係性や、地域性について確認したうえで「お金」を渡すか「品物」を渡すか決めるといいでしょう。 出典 バスリエ株式会社 出産祝いギフトに関する調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部