カラスとの15年戦争に終止符か?レーザー照射で撃退!姿を消した黒い歴史の街の攻防 富山・高岡市
まちなかで“悪さ”を続けるカラス…。15年以上続く人間とカラスの “仁義なき戦い”…あの手この手を使っても居座り続けるカラスに、ついに最後の兵器が登場!さてカラスたちは… 【写真を見る】カラスとの15年戦争に終止符か?レーザー照射で撃退!姿を消した黒い歴史の街の攻防 富山・高岡市 ■大事な晴れ着がやられて、くさいのね… 記者「ウオー、きたきた。きましたきました。すごくいっぱいきました。巣に返っていくのでしょうか。どこから来てるんだー」 “歴史の街” として知られる城下町 高岡で、 “わが物顔” でのさばるカラスたち…。電柱や電線に止まっては…、フンを落とします。 そんなカラスに住民は…。 住民「カラスには、ホントにみんな困ってるみたいよ。通ると上からウンチかけられて大事な晴れ着がやられて、くさいのね、すごく…。ほんと腹が立って仕方がない」 ■四季を通じて「陣」を敷いたものの… 記者「カラスが向かった方向に来てみました。すごいカラスが飛んでいます。あたり一面カラスで覆いつくされている」 日が沈み夜になると、高岡の市街地は、まるでホラー映画かのように、ねぐらへ向かうカラスの鳴き声に包まれます。 この事態に頭を悩ませているのが高岡市環境政策課の室谷智さん。かれこれ7年、カラスと一進一退の攻防を続けてきた高岡市のミスターカラスです。 高岡市環境 政策課 室谷智さん「高岡の目立つところで、どうしてこんなにカラスがいるんだろうと…あまりいい思いがしないので、対策の方は続けていかないといけないと思っているんですけど。なかなかゼロにするというのはうまくいっていない」 2023年は「高岡の陣」と称して四季を通じてカラスとの戦いに挑みました。 カラ スが巣作りを始める「春」…、巣を見つけると即撤去しました。「夏の陣」では夜間に懐中電灯で追い払い作戦を敢行。エサが少なくなる秋と冬は木の実などを早く摘み取り、カラスを飢えさせる「兵糧攻め」です。 高岡市環境政策課 室谷智さん「古いものもあれば、新しくやる兵糧攻めなどもありますが、それらを一連としてやることによってより効果を挙げることを目指しています」 春・夏・秋・冬季節ごとにあの手この手で、高岡の街からカラスを追い出す作戦をしかけたのですが…。