広島の新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」へのアクセス、4ルート紹介 あなたはどこ選ぶ?
J1サンフレッチェ広島の新たな本拠地となるサッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」が、広島市中心部に誕生した。昨季までの本拠地エディオンスタジアム広島(安佐南区)に比べ、利用できる公共交通機関が大幅に増える。23日には浦和レッズ戦があり、新スタジアム元年のJ1リーグが開幕する。それぞれのルートを歩いてみた。 【動画】4カ所からエディオンピースウイング広島へ歩いてみました JR、アストラムライン、路面電車、路線バスが利用できる。駅やバス停も多く、多彩なルートがある。サンフレが試合後の混雑回避のために勧めている公共交通機関を参考に、JR横川駅(所要目安20分)アストラムライン県庁前駅(同11分)路面電車の紙屋町東電停(同15分)広島バスセンター(同15分)からの4ルートを試した。 横川駅(西区)からは「横川ビクトリーロード」の文字が掲げられた横川本通り商店街を南へ進む。紫ののぼりがそこかしこに。本川のほとりの横川胡子神社には紫に塗られた「おかえり観音」がありサポーターの名所になりそう。川向こうに見えるスタジアムは水面(みなも)に映り「逆さ富士」ならぬ「逆さスタジアム」だ。 県庁前駅は、北改札を利用する。商業施設パセーラの地下通路へ。壁の巨大ポスターは「楽しみすぎる」「立地すごいわ」など交流サイト(SNS)のコメントが描かれ、観戦気分を盛り上げる。紫の文字の部分は、スタジアムの輪郭を表わしているのだそうだ。 路面電車の最寄り電停は原爆ドーム前だが、広島駅から乗り入れるのは2路線にとどまり、広島港行きは止まらない。紙屋町東電停なら広島港行きも止まる。地下街シャレオを通ってひろしまゲートパークへ。広島バスセンターからも、そごう広島店の南側からゲートパークへ向かう。 ゲートパークの広場を囲む商業施設シミントひろしまにはコーヒーチェーンやお好み焼きなどの飲食店、アウトドア用品店がある。本通り商店街も近く、行き帰りは「寄り道」したくなる。スタジアムが人の流れを変え一層のにぎわいにつながるのかどうか、注目していきたい。
中国新聞社