桑江沖縄市長が死去、68歳 「骨髄異形成症候群」の治療で入院中 沖縄アリーナ建設に尽力
沖縄市長の桑江朝千夫(くわえ・さちお)氏が9日午後1時5分、血液の細胞に異常が生じる「骨髄異形成症候群」の治療をしていた鹿児島県内の病院で死去した。68歳。沖縄市住吉出身。 【写真】「大の大人が2人で泣いた」バスケW杯
治療のため7月から病気療養に入っていた。9月から職務代理者を務める平田嗣巳副市長が同職を継続する。 桑江氏は沖縄アリーナの建設を先導するなど、市の振興・発展に尽力した。今年6月中旬から公務を休む機会が多くなり、7月に療養に入った。11月初旬に病気の治療のため、鹿児島県内の病院で骨髄の移植手術を受けた。 市は9日までに市選挙管理委員会に市長の死亡を通知しておらず市長選の日程は未定。近日中に通知する見通しで、公職選挙法の規定により通知日から50日以内に市長選が実施される。 沖縄市には9日午後1時半ごろ、桑江氏死去の連絡があり、同3時に市議らに訃報を伝えた。午後4時半ごろに平田副市長と山内強副市長が報道陣の質問に答え、桑江氏が亡くなったことを報告した。平田副市長は「市民のことを第一に考え、精力的に活動していた人なので本当に残念だ」と述べた。遺族によると、桑江氏の遺体は10日夜に家族の元に戻る予定だという。
桑江氏は1956年1月生まれ。日本大卒。市議3期、県議2期を経て、2014年4月の市長選で初当選した。現在3期目。任期満了は26年5月11日だった。父は元沖縄市長の朝幸氏。 (福田修平)
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