大型複合施設「長崎スタジアムシティ」のグランドオープンイベントに来場した左からA and Liveの高田明社長、リージョナルクリエーション長崎の岩下英樹社長、ジャパネットホールディングスの高田旭人社長、川淵三郎氏、都倉俊一氏

長崎市のJR長崎駅近くにサッカースタジアムを中心とする大型複合施設「長崎スタジアムシティ」が14日、グランドオープンした。この日朝には同所でセレモニーが行われ、文化庁長官で作曲家、都倉俊一氏（76）や日本サッカー協会の元会長の川淵三郎氏（87）らが出席し、司会をフリーアナウンサーの高島彩（45）が務めた。 前日13日にはサッカースタジアム「ピーススタジアム」で俳優で歌手、福山雅治（55）がこけら落としライブを実施。 同事業を担った通販大手・ジャパネットホールディングスの高田旭人社長（45）は「大切なのは昨日の夜のような感動、非日常をもっと当たり前にしていくこと」と宣言。「東京だと仕事が終わって日々コンサートに行くこともできます。長崎にもそういう場所を作ることが長崎の皆さんの生きがいになり元気になる。そういう街にしていきたい」と意気込んだ。 父親でジャパネットたかた創業者の高田明氏（75）は「やってくれましたね。ジャパネット。私よりも100倍と言っていいくらい走り続ける社長が新しく誕生して驚いております」と息子の成長を喜んだ。 都倉氏は日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞について「戦後長い間ご苦労され、ご協力されてきた皆さま、関係者の皆さまに敬意を表すとともに心からお祝いを申し上げたい」と祝福し、自身が手掛ける被爆者を題材にしたミュージカルの長崎上演に意欲をみせた。 イベントでは〝日本一長い〟と銘打ったテープカットではスタジアム、アリーナなど5施設をつないで実施。5キロに及ぶテープを1014人が順にカットしていき、会場を沸かせた。