「胸の谷間に十字架…」キム・カーダシアン、ダイアナ妃愛用の“アメジスト・クロス”を披露し賛否「宗教的なものなのに」
キム・カーダシアンが去る11月2日に「LACMAアート+フィルムガラ」に出席した。 【画像多数】胸の谷間にダイアナ妃愛用の十字架をあしらい、賛否を呼んだキム・カーダシアン いつも衝撃的ファッションで公の場に登場するキムだが、この日は露出度の高い大胆なドレスと故ダイアナ妃が愛用していたアメジストのクロス(十字架)ネックレスを着用。いつも以上に話題を呼ぶこととなった。
ダイアナ妃ゆかりのジュエリー
このジュエリーは1920年代にイギリスの高級宝石商「ガラード」によって製作されたもの。当時の所有者であるナイム・アタラ(アスプレイ&ガラードの元CEO)にちなんで「アタラ・クロス」と名付けられた。 アタラはダイアナ妃と親しくしていたため、クロスは彼女に何度も貸し出しされた。特に1987年にチャリティーガラに参加した際、キャサリン・ウォーカーの紫色のドレスと共にこのクロスを身につけていたことで知られている。 「LACMAアート+フィルムガラ」で、キムは極限まで胸元を見せた白いドレスと共にダイアナ妃の愛用品を身に着けた。ダイアナ妃とはまったく異なるアプローチでこのクロスをまとったことも、話題を呼んでいる理由だ。
2023年にキムが約3300万円で落札!
このクロスは、アメジストとダイヤモンド、そしてホワイトゴールドとシルバーで作られている。キムは2023年のサザビーズオークションでこのネックレスを21万2000ドル(約3300万円)で手に入れた。落札に際し、サザビーズのジュエリー部門責任者であるクリスチャン・スポフォースは、「この大胆なジュエリーに新たな命を吹き込まれ、世界的に有名な人物によって再び注目されるのは素晴らしいことだ」と肯定的な意見を述べた。 今回のイベントは、キムにとって「落札後、公の場での初披露」であり、数十年ぶりにこのジュエリーが脚光を浴びることとなった。 キムは過去のファッションアイコンのスタイルを取り入れることを得意とし、これまでにもマリリン・モンローやエリザベス・テイラーのアイテムを着用している。 しかし今回のように「歴史的なジュエリーを現代のスタイルに取り入れること」については、賛否両方の意見がある。CCN等のメディアの報道によると、ダイアナ妃がこのクロスを慈善活動のイベントで着用したという背景、そしてクロスには宗教的な意味合いが込められていること等から、キムのセクシーなスタイリングを不快に思う人もいるのでは?という意見もある。 しかし、パールチェーンを大幅に短くし、6連パールチョーカー等のジュエリーを重ね付けする等、キムのスタイリングを楽しんだファンは多いはずだ。全身白でコーデした上にクロスのアメジストを差し色にし、大胆かつゴージャスな装いに仕上げた。「ダイアナ妃へのオマージュ」コーデを、キム流に作り上げている。 キムが今後このペンダントをどんな風にスタイリングに取り入れるのかは不明だが、彼女のファッションへのこだわりと、歴史的遺産を現代に蘇らせる手法には、今後も熱い視線が注がれるはずだ。