<シンカリオン>新作「チェンジ ザ ワールド」でこれまでにない進化 中学生主人公の狙い
アニメ「シンカリオン」シリーズの新作テレビアニメ「シンカリオン チェンジ ザ ワールド」がテレビ東京系で4月7日から毎週日曜午前8時半に放送される。前作「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」から約2年ぶりとなる新作で、「これまでにないシンカリオン」を目指したという。新たな「シンカリオン」は何が進化したのか? 同シリーズを手がけるジェイアール東日本企画の鈴木寿広チーフプロデューサーに聞いた。 【写真特集】話題の中学生主人公 チェンジ シンカリオン! 武装強化も 新シンカリオンが熱い! ビジュアル一挙公開
◇シンカリオンらしさとは?
「シンカリオン」シリーズは、ジェイアール東日本企画、小学館集英社プロダクション、タカラトミーが原案のコンテンツで、新幹線がロボットに変形して戦う。テレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」が2018年1月~2019年6月に放送され、劇場版「新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」が同年12月に公開。その後テレビアニメ続編「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」が2021年4月~2022年3月に放送された。
前作「シンカリオンZ」の終了から約2年がたったが、鈴木チーフプロデューサーは「アニメを放送していなかった時期に玩具を展開していましたし、『シンカリオン』が終わったわけではありません。アニメの準備期間でした。オリジナルアニメということもあり、企画、制作のカロリーが高く、必要な時間でした」と説明する。
新作を制作するにあたって「シンカリオンらしさ」を問い直した。
「“らしさ”を言葉にするのは難しいかもしれませんが、スタッフで共有されている“その何か”を大事にしています。独特のストレートさであったり、いろいろあるのですが、定義されているわけではなく、これまで時間を掛けて作ってきたものです。みんなでコミュニケーションを取りながらそれを確認するところから始まりました。今回はゼロから作り直して、“シンカリオンらしさ”にこだわりながら、これまでと違うシンカリオンを作ろうとしました。そもそもシンカリオンは長く続けていくことを前提に始まっています。いろいろなシンカリオンがあってもいいわけで、これまでのシンカリオンが全てではありません。新幹線が題材ということもあり、リアルなものなので、ウソをつけないところもあります。時代に合わせたシンカリオンを作っていかなければいけません」