5季ぶりF1リーグ復帰のヴォスクオーレ仙台、本拠開幕戦は0-4完敗
◆フットサルF1リーグ▽第2節 仙台0-4立川(8日・一関市総合体育館) 5季ぶりに1部へ復帰したヴォスクオーレ仙台は、ホームで立川に0―4で敗れた。前半は0―1で折り返したが、後半は14本もシュートを浴びるなど一気にペースをまれて3失点。ホーム開幕戦を白星で飾れなかった。 復帰したF1でのホーム開幕戦も、ヴォスクオーレ仙台は最後までネットを揺らすことができなかった。0―4と完封負けに清水誠監督は「やはりF1で勝ち点を奪うのは難しいと感じました」と渋い表情で振り返った。 前半は全員でプレスをかけて守備でリズムをつくると、シュート数も7本―6本と互角。前半17分1秒に先制を許したものの、最少失点で折り返した。しかし後半は相手のペースに持ち込まれた。同25分34秒、同26分46秒と連続失点すると、同31分42秒には敵陣でのシュートの跳ね返りをそのまま決められ、たたみ掛けられた。 0―4からは攻撃時に守護神をフィールド選手に入れ替えるパワープレーを使ったが、相手の好守備に阻まれてゴールを割れずに試合終了。平沢凌主将(28)は「一つのミスがすぐ失点につながる。もっとプレーに責任感を持たないといけない」とトップリーグのレベルを痛感した。 それでも、一関に752人が集まり、大声援でチームを後押しした。平沢は「この舞台で戦えるのは選手としてこれ以上にない幸せ。勝ちは届けられなかったけれど、ホームでその瞬間を見ていただけたのはうれしく思う」と感謝した。次節(16日)は、敵地で昨季優勝の名古屋と対戦する。清水監督は「5年前と同じ難しさは感じていますが、違うのは、僕もクラブも成長したこと。選手たちの成長曲線に期待して、戦っていきたい」。ひるまず王者へと挑む。(秋元 萌佳)
報知新聞社