日欧共催大会2日目、日本勢はどうだった? 金谷拓実、川村昌弘、長野泰雅のプレーをレポート!
太平洋クラブ御殿場コースで開催されている日本・欧州共催試合「欧州と日本ツアーの共催試合 ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」。2日目の模様を現地で取材した週刊ゴルフダイジェスト記者がレポート。
プレーはもちろん、インターバルでのプロの行動観察をすると、その日の状態やその人“らしさ”がわかるものである。昨日の日没サスペンデッドのため、朝早くから第1ラウンドの残りをこなしてすぐ、第2ラウンドを回り、上位のスコアでホールアウトした3人に注目した。 金谷拓実は3つ伸ばしてトータル5アンダーでホールアウト。いつも真っすぐ空中の一点を見つめながら歩いている金谷。どちらかというと苦々しい表情をすることのほうが多いが、ものすごく周りの状況を見ているのを感じられる。
ハーフターン後の3番(565Y・パー5)、ティーショットをフェアウェイに運び、残り290ヤードを3番ウッドで振り抜いた。「完璧でした」と言うショットはピンまで片手で測れるくらいのオッケーイーグル。同伴競技者の「Oh! Good shot!」の声を聞きながらタップイン。ギャラリーの“黄色い声援”に対してすぐ右手を上げる。あくまで冷静に。金谷の目線の先には「yogiboキャップ」を被った女性が……「最近は、僕と同じ『yogibo』のキャップを被って応援に来てくれる方が増えました(笑)。皆さんの声援、しっかり感じています」と言っていたが、まさにその通り。 「カットラインも気になりながらプレーしていたので、3番でイーグルが取れて楽になったかと思います」
強い闘志と粘りのプレーには、周りをよく見る謙虚さがある。ラウンド後、”同志“ライバル中島啓太への意識を聞かれ、「啓太もですけど、他にもヨーロッパの素晴らしい選手がたくさん来ているし、日本の選手も皆頑張っているので」と答えた金谷。
同伴競技者は、この日トップタイで終えたイングランドのレフティ、サム・ベアストー。好調の要因を「シンプルを続けること。スウィングもパッティングストロークもシンプルにして楽しむことだと思います。いつも通りでいること。しっかり自分のプレーをしたいです」と、何だか金谷の言葉のように話す。その金谷は、決勝に向けて、いつも通り「しっかり自分らしいプレーを続けたいです」という言葉で締めた。
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