能登地震の石川からも東北へ祈り 「被災して大変さ実感」
東日本大震災から13年を迎えた11日、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県からも、東北へ追悼の祈りがささげられた。「被災して初めて大変さを感じた」。災害対応に追われる自治体庁舎や復興に向けて動き始めた街中で、多くの人が静かに手を合わせた。 発生時刻に輪島市役所では黙とうを呼びかける庁内放送が流れ、災害対応をしていた職員らが立ち上がって目を閉じた。 同市河井町で開かれていた総菜やまんじゅうを販売する復興市の一角では、集まった出店者や被災者ら約20人が、東北に向かって1分間の祈りをささげた。 珠洲市では地震後初めての市議会定例会が開かれ、本会議冒頭で市長や市議らが黙とうした。