（写真：群馬テレビ）

森林資源の利活用を通じて生物多様性の回復を図ろうと、群馬県川場村は村内で小水力発電事業を手掛ける東京都の企業２社と協定を結びました。調印式には、川場村の外山村長と不動産大手「ヒューリック」の西浦三郎会長、再生可能エネルギーを開発する「アドバンス」の渋谷君美義社長が出席し協定書にサインしました。 村内で小水力発電事業を手がける両社は、企業版ふるさと納税として１０年間で総額２億円の拠出を決めていて、森林資源の保存・活用に向けたプロジェクトを川場村と進めていきます。ヒューリックの西浦会長は、「二酸化炭素の排出ゼロの「ゼロカーボン社会」の実現に向け森林の利活用をさらに進めたい」とあいさつしました。 また、アドバンスの渋谷社長も「再生可能エネルギーの普及を通じて次世代にも森林の価値を継承したい」と意気込みを語りました。村では、環境保全に加え経済や社会の分野でも生物多様性の回復に向けた取り組みを進める「ネイチャーポジティブ」の実現を目指しています。