【MotoGP】「ミスでホールショットデバイスを解除してしまった」バスティアニーニ、スプリント6位の原因語る。決勝はマルケス警戒
ドゥカティのエネア・バスティアニーニは、MotoGPポルトガルGPのスプリントレースで6位に終わった。ポールポジションを獲得しつつも出遅れたことが響いた形となったが、ホールショットデバイスを解除してしまったことがその要因だったという。 【リザルト】MotoGP第2戦ポルトガルGP スプリントレース結果 バスティアニーニはポルトガルGPの予選で好調な走りを見せ、チームメイトやホルヘ・マルティン(プラマック)といったドゥカティ陣営のライバル、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)を上回り、ポールポジションを獲得した。 しかしスプリントレースでは、スタートで出遅れてしまうと、表彰台争いからも脱落。ポールポジションを得ながらも、6位に終わる悔しい結果となった。 バスティアニーニは代償を支払うことになったスタートの出遅れについて、グリッドに付く際に誤ってホールショットデバイスを解除してしまったのだと説明した。 「スタートの時、僕はフロントのホールショットデバイスを間違って解除してしまったんだ。必要以上にブレーキをかけてしまってね。それで僕もナーバスになってしまった」 バスティアニーニはそう語る。 「チャンスを逃してしまったよ。(誰かの)後ろにとどまっていると、バイクを減速させるのがかなり難しいんだ。それに(タイヤの)内圧も上がるし、後ろに対してディフェンスもしなくちゃいけないからね」 スプリントこそ失敗したバスティアニーニだが、まだポールポジションから再び決勝レースを戦うチャンスが残されている。しかし、自らを決勝における優勝候補だとは考えられていないという。 「僕が優勝を目指して戦うことができるのは確かだけど、僕は有力候補じゃない。530日以上もポールポジションから離れていたし、僕はまだ前に出る自信がないんだ」 そんなバスティアニーニは、ライバルとしてスプリントで2位となったマルク・マルケス(グレシーニ)を挙げた。 「マルクは、少なくとも僕が見た限りでは、このコースでさらなる“何か”を秘めているライダーのひとりだと思う」
Oriol Puigdemont