マドリードダービー ライター投げ込みで試合中断 「挑発した選手にも責任ある」とアトレチコ監督
「スペイン1部リーグ、アトレチコ・マドリード1-1レアル・マドリード」(29日、マドリード) サッカースペインリーグ、アトレチコ対レアルの通称マドリードダービーで観客席からライターなどが投げ込まれ試合が20分間中断された。 試合の64分にブラジル代表DFミリトンが先制点を挙げた後のこと。反対側ゴール裏あたりから複数の物が投げ込まれた。複数メディアによると、レアル・マドリードの元ベルギー代表GKティボ・クルトワが得点後に敵サポーターを挑発するようなそぶりを見せたことからアトレチコサポーターが激怒して起きたものだとしている。過去に同チームに所属していたクルトワに対しては試合を通してアトレチコサポーターから口汚い野次が飛んでおり、これに対する“仕返し”だったと考えられる。 アトレチコのディエゴ・シメオネ監督は「ライターを投げ込むことはもちろん良くない。しかし主役の我々も落ち着きを保つ努力をしなければならない。我々はみんなで助け合わなければならない。主役には何のペナルティが課されないからと言って何をしても良いというわけではない」と、自分たちにはスタジアム閉鎖などの制裁が課される恐れがある一方、挑発した選手にお咎めがないのなら不公平だと言わんばかりだった。