スターラックス航空、中部にA330neo 3/31から大型化、期間限定
台湾の新興航空会社スターラックス航空(星宇航空、SJX/JX)は2月13日、台北(桃園)-中部線の機材を期間限定で大型化すると発表した。夏ダイヤ期初の3月31日から5月31日まで、エアバスA330-900型機(A330neo)を投入し、週7往復(1日1往復)運航する。 【写真】スターラックス航空のA330neoのビジネスクラス A330neoの座席数は2クラス297席で、ビジネスクラス28席とエコノミークラス269席。現在のA321neo(2クラス188席:ビジネス8席、エコノミー180席)から期間限定で大型化する。期間中のうち4月7日のみA321neoで運航し、6月1日以降もA321neoへ戻す見通し。 ビジネスクラスは1-2-1配列で、全席が通路へアクセスしやすい構造。銀色のシェル型フルフラットシート、パーティションを導入し、プライベートな空間を確保した。ペットボトルやヘッドホンなどの手荷物を収納する収納棚や化粧鏡、3段階の明るさ調整可能な読書灯、スマートフォンなどのワイヤレス充電装置を備えている。 エコノミークラスは2-4-2配列で独レカロ製シート。快適さと雰囲気、サービス、デザインの4つの側面を考慮し設計されたという。手荷物収納棚の容量を66%拡大し、客室のLED照明はフライト中にさまざまな色を表現できる。 夏ダイヤの運航スケジュールは、中部行きJX838便が台北を午後2時40分に出発し、午後6時30分着。台北行きJX839便は午後7時30分に中部を出発し、午後9時35分に到着する。 スターラックスはエバー航空(EVA/BR)で会長を務めたチャン・クォウェイ会長が2018年5月に設立したFSC(フルサービス航空会社)で、2020年1月23日に就航。初の日本路線は同年12月15日就航の台北-関西線で、現在は9路線に拡大している。 中部線の開設は2023年12月1日で、8路線目の日本路線として就航した。
Yusuke KOHASE