ヤクルト・原樹理、600万円減の2400万円でサイン「来年は振れるところまで腕を振って、自分の中で突き抜けるしかない」
ヤクルト・原樹理投手(31)が29日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、600万円減の年俸2400万円でサインした。 昨季は故障の影響で1軍登板がなかったが、9年目の今季は8月27日の巨人戦(神宮)で約2年ぶりに1軍登板を果たした。7試合に投げ、防御率1・80。「このまま1軍で投げることはないのかなと思うこともあった。その中でも、いろんな方が励ましてくれたり、いろんな道をつくってくれたりした。感謝しかないです」と感謝の思いを打ち明けた。 2022年には22試合に投げて、8勝をマークし、チームの優勝に貢献した右腕。球団から「もう一度、やってほしい」との声をかけられたという。来季の目標として色紙には「一軍で!!」と記し、「何がともあれ1軍で。ここだけにこだわってやっていく」と力を込めた。 今オフは積極的に体を動かす考えで現在もブルペンで投球練習を行っている。「肩肘を休めずに継続的にやっていくことが、自分の成長にもなりますし、コンディション的にも今までずっとやってきて感覚もいいので、そういう感じで続けたい」と話した。「来年は振れるところまで腕を振って、自分の中で突き抜けるしかない」。強い覚悟で来季へ向かう。