「自分はまだまだだな」 河本力は「全米OP」で課題と収穫を得て帰国
＜JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 事前情報◇19日◇西那須野カントリー倶楽部（栃木県）◇7036ヤード・パー72＞ 元プロ野球選手・糸井嘉男とスリーショット【写真】 前週は「全米オープン」で初の海外メジャー挑戦となった河本力。初日の1番ホールでブッシュからショットした際、右手首を痛めていた。「18日（火）に帰ってきて、そのまま病院に行きましたけど、右手首は何ともなかったので、安心して今週に挑めるなという感じです」。今週は問題なくプレーができるという。 結果はトータル19オーバーを叩き予選落ちとなった全米オープンだが、学んだことは多い。「アイアンショットが特に課題だと感じた。先週はグリーンが難しくて、1ヤードズレるとグリーンから20ヤード外れるような状況だった。それがキモだったなと感じて、（メジャーの舞台で）戦うためにはそういう部分をちゃんとやっていかない」と今後の課題を見つけた。 一方、飛ばし屋・河本の武器であるティショットに関しては、「唯一戦えていたのがティショットだったけど、曲がった時のロスの仕方が甘いなと感じた。ローリー・マキロイは、飛んで曲がらない。飛んで曲がらないショットを打つために、自分はまだまだだなと思う。自分の弱いところ、いけている部分をしっかり明確にできたなと感じました。」。世界最高峰の舞台を肌で感じることができた。 そのなかで最も驚いたのが、マキロイのウォームアップの方法だ。「ローリーはダンベルとかで上半身に刺激を入れていて、他の選手と比べて筋肉に刺激を入れていた。ああいう体だから、フェスキューに入ってもガーンって一発で打っていける。前腕もすごく太いですし、そういう部分から鍛えていって、自分も負けない体をつくっていきたい」。選手とトレーナーしか入れないフィットネスルームでも発見があった。 課題と収穫を得て臨む帰国初戦の今大会。「戦略的なコースなので、しっかりいいショットを打っていかないとアンダーパーで回れないと思う。しっかりセカンドショットにフォーカスしながらたくさんバーディチャンスをつくっていきたい」。今季初優勝に向けて力を込めた。（文・神吉孝昌）
