全焼閉鎖の尾崎駅11日から営業再開 南海が乗車方法発表
台風21号が近畿地方を直撃した4日に火災が発生し全焼、閉鎖されていた南海本線の尾崎駅が11日の始発から再開する。南海電鉄はこのほど、尾崎駅からの乗車券類の取扱いについて発表した。 【拡大写真と動画】全焼の南海尾崎駅11日から営業再開へ スロープ設置で対応
特急や急行が停車、1日約1万人が利用
同電鉄によると、臨時の出入り口ではIC乗車券の場合は、出入口に設置するICカード専用改札機にタッチして利用する。 また、定期券や回数券などの磁気乗車券の場合は、出入口で乗車駅証明書を係員から受け取り、着駅では改札機に乗車券と乗車駅証明書を2枚重ねて投入のうえ出場する。 きっぷを買って利用する場合は、出入口で乗車駅証明書を係員より受け取り、着駅では精算機に乗車駅証明書を投入、発券された精算券を改札機に通して出場するとしている。 関係者によると、尾崎駅は特急サザンや急行列車の停車駅となっており、1日約1万人が利用しているという。
同電鉄などによると、尾崎駅は4日午後1時10分ごろに出火し、全焼した。台風21号の強風による飛来物で架線が切れ、ショートしたことが原因とみられるという。出火当時は台風により運転を見合わせていたことから利用客がおらず、駅員も避難したため、けが人はなかった。 その後、南海本線は運行が再開されたが、尾崎駅は駅舎が使えないため閉鎖。すべての電車で通過措置がとられ、南海電鉄は尾崎駅の利用客に対し「ご利用のお客さまにはご不便をおかけし誠に申し訳ございませんが、樽井駅または鳥取ノ荘駅をご利用ください」と呼びかけていた。