子供が受け継げる“普遍的”腕時計6本!歴史ある「サントス」にモダンな「ルミノール」
いつの日か子供が受け継いでくれたら。そんな願いを込めて選びたい、普遍的な“タイムレス”ウォッチを厳選。 ▶︎すべての写真を見る 時代の変化に流されることなく継承されてきた一本を長く愛用したい。
屈強と洗練が同居するイタリア軍用時計のシンボル
「パネライ/ルミノール ドゥエ メタルブレスレット 38mm」 大型のリュウズプロテクターを装備した特徴的なクッションフォルム。ひめ目見ただけでイタリアの名門の作だとわかる、独自ケースを小ぶりにアレンジしたのが「ルミノール ドゥエ」だ。 その最新作ではテーパードした新設計のメタルブレスが相棒となり、一段とモダンな雰囲気に。
巨匠を虜にした完全無欠のクッションケース
「ピアジェ/ピアジェ アンディ・ウォーホル」 ポップアート界の巨匠、アンディ・ウォーホルがこよなく愛したピアジェのクッションケースモデル「ブラックタイ」。今なおカルト的な人気を博す名品を現代に蘇らせたエターナルな一本だ。 ピラミッド形の装飾、クル・ド・パリ仕上げのベゼルに、メテオライトダイヤルを閉じ込める。ピアジェの美意識が注がれた新たな傑作だ。
天才のセンスを味わう強調された曲線美
「フランク ミュラー/グランド カーベックス」 天才時計師が手掛けた独創的な三次元曲線。その美しさを堪能したいなら「グランド カーベックス」という選択を。優美なカーブの魅力を最大限に引き出すことを目的に作られたケースデザインなのだ。 ここで紹介するのは、渦のようにギョーシェ彫りを施す、日本だけの限定モデル。
すべてのデザインは視認性のために
「ユンハンス/マックス・ビル レギュレーター バウハウス」 ドイツの美術学校、バウハウスでデザインを学んだ工業デザイナー、マックス・ビル。彼の代表作のひとつが、視認性に特化させたユンハンスの時計シリーズである。 その褪せない機能美は現行にも色濃く息づき、本作は時、分、秒がそれぞれ独立したレギュレーター仕様。赤い針はバウハウス校舎のドアの色を表現する。
精度への追求から生まれた永久の定番
「IWC/ポルトギーゼ・オートマティック 42」 夜空をイメージした新色「ポルトギーゼ」。その起源はポルトガル商人のために製作したという、1939年の大型腕時計。 当時の最高精度を実現するために、懐中時計用ムーブメントを搭載したという逸話はあまりにも有名だ。 現行は高精度はもちろん、便利な7日巻きを備え、その魅力を着実にアップデートさせている。
シックに、エレガントに進化した角形の傑作
「カルティエ/サントス デュモン」 飛行家アルベルト・サントス=デュモンの依頼から誕生し、世界初の紳士用高級腕時計と称される「サントス デュモン」。 そのデザインコードは初出である1904年から変わらず、角形ケースにビス留めのベゼルをアイコンとする。 本作は2024年の新色で、トープグレーダイヤルとK18YGケースの組み合わせ。 ※本文中における素材の略称は以下のとおり。SS=ステンレススチール、K18=18金、YG=イエローゴールド、RG=ローズゴールド、WG=ホワイトゴールド 増山直樹=文
OCEANS編集部