ジュンク堂、エールエールA館10階から6階へ4月6日移転オープン 中四国初、絵本雑貨専門店を併設
丸善ジュンク堂書店(東京)は4日、JR広島駅前の商業施設エールエールA館(広島市南区)10階に入る大型書店「ジュンク堂書店」の営業を3月末で終え、4月6日に6階へ移転オープンすると発表した。A館の全面改装の一環。絵本にちなんだ雑貨の専門店を中四国地方で初めて設ける。 【図解】4月6日以降のエールエールA館のフロア構成 6階は昨年8月末まで百貨店の福屋広島駅前店として営業していた。新店舗は売り場面積約1500平方メートルとこれまでより2割ほど縮小し、蔵書数も約20万冊減の30万冊程度を見込む。一方、文具や雑貨の取り扱いを充実させる方針で、丸善ジュンク堂書店は「より幅広い顧客に楽しんでもらえるようになる」としている。 店内に、人気の絵本に登場するキャラクターなどをデザインしたグッズの専門店「EHONS(エホンズ)」を設ける。東京、大阪、福岡に次ぐ全国4店目。高級筆記具などを扱う文具売り場を新設し、期間限定のポップアップストアなどのスペースも設ける。 ジュンク堂書店は、A館と同じ1999年4月に開業した。施設を運営する広島駅南口開発(南区)によると、6階では喫茶店も4月6日に営業を始める。貸し会議室と美容室が4月中にオープンする。 A館を巡っては、福屋(中区)が昨年8月末に広島駅前店6~9階の営業を終えた。9月以降は一部の売り場を下の階へ移し、地下1階~地上5階と11階のレストラン街で営業。今秋に本格的な改装に入り、2026年春にグランドオープンを目指している。市立中央図書館(中区)も26年度の移転を予定する。
中国新聞社