2025年発売の注目シミュレーションゲーム5選!人気シリーズ最新作など「あと1ターン…」と止まらなくなる面白さ【年末年始特集】
シミュレーションゲームの醍醐味は、街や国家の発展をはじめ、軍隊(パーティーメンバー)の指揮、施設の経営など、リーダーになりきってさまざまなプランを立案・実行できるところです。その他にもプレイヤーの発想力が問われるゲーム性をはじめ、相手の行動を読み解く面白さ、徹夜したくなるほどの中毒性、自身の願いを形にできる創造性など、魅力は山ほどあります。 【画像】がっつり歴史モノから博物館経営まで、2025年注目のシミュレーションをピックアップ そこで今回は、2025年に発売される注目のシミュレーションゲームを5本ピックアップしてみました。病みつきになるタイトルがそろい踏みなので、同ジャンルが好きな方もそうでない方も、ぜひ本稿を最後まで読んでみてください。 ■『ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4) 『ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』は、2025年1月30日に発売予定の"やりたい放題RPG"。本作は、日本一ソフトウェアが2004年に発売した「ファントム・ブレイブ」の続編です。やりたい放題をテーマにしたシミュレーション要素が特徴となっています。 本作の舞台は、島々が浮かぶ世界「イヴォワール」。「死者の魂(ファントム)」と交流できるマローネと、個性豊かなファントムたちの交流と冒険を描いています。 本作は、マップ上に示された円の中を自由に移動できるスタイルを採用。敵味方のキャラクターが順番に行動し、攻撃するかどうかの戦略を練っていきます。戦闘はマローネだけの状態で始まりますが、ここで重要になるのがファントムの存在です。 仲間のファントムをフィールド上にある木や花、岩などに憑依(コンファイン)させて呼び出すことがポイント。憑依したオブジェクトによって仲間のステータスが変化するため、フィールド内にあるオブジェクトも要確認です。このように、味方のファントムをさまざまなオブジェクトに憑依させることが基本となります。 敵を戦闘不能にする、すべての敵を「魂滅」する、特定のクリア条件を達成すればステージクリアです。 一番の特徴は、やりたい放題と言ってもいいぐらいの独自システムです。たとえば、マップに落ちているものを拾って装備できたり、敵をマップの外に投げ捨てたり、オブジェクトを積み重ねて高いところに登ったりするなど。 さらに、絆を深めた味方キャラクターのファントムをマローネ自身に憑依させる「絆コンファイン」、マップに配置された大砲や戦車などに憑依して操作できる「ガジェット」など、戦略の幅が広がる要素もあります。 そのほか、拠点である「ドクロ島」での「拠点仕事」やダンジョン製作、サルベージなどなど、やりこみ要素も盛りだくさん! ボリュームたっぷりのシミュレーションRPGを遊んでみたい方におすすめですよ。 ■『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox One/Xbox Series X|S/PC) 一度ハマったら「あと1ターン……」と言いたくなるシミュレーションゲームといえば、「シヴィライゼーション」シリーズ。本シリーズは数々の賞を受賞したタイトルが多く、新作を待ち望むファンの数は計り知れません。 そんな本シリーズの最新作である『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』が、2025年2月11日に発売されます。国の指導者として、ライバルの国家と競いながら自身の国家を発展させることが目的です。土地の開拓をはじめ、文明の発展、他国との外交、戦争など、指導者の仕事は豊富にあります。複数のタスクをこなしながら、歴史に名を残す指導者を目指しましょう。 『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』の新要素は、リアルなグラフィック、好きな指導者と文明を自由に組み合わせられる、「伝説」の進捗システムなどがあげられます。前作の『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』とくらべると遊びやすさが改善されているのがポイントです。過去作以上に新しく、そして洗練された続編と言えるでしょう。 「シドマイヤーズ シヴィライゼーション」シリーズをおすすめしたい理由は、先述した「あと1ターン……」現象です。本シリーズは国家が発展する過程をターン性で追っていくゲームですが、変化が生じるたびに「あと1ターン……」現象が発生するのです。辞め時を失うほどの面白さが秘められているので、気が付けば朝まで遊んでいたなんてことも。 国の指導者になりたかったすべての方に捧げる究極の時間泥棒ゲーム、それこそが「シドマイヤーズ シヴィライゼーション」シリーズなのです。「あと1ターン……」現象をぜひ味わってみてください。 ■『Winning Post 10 2025』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/PC) 2025年3月27日、競馬シミュレーションゲーム「ウイニングポスト」シリーズの最新作である『Winning Post 10 2025』が発売されます。 コーエーテクモゲームスが手がけた「ウイニングポスト」シリーズは、1993年に誕生した競馬シミュレーションゲーム。1993年に発売されたシリーズ第1弾を皮切りに、数多くのナンバリングタイトルが続々と発売されました。2023年に発売された『Winning Post 10』で30周年を迎え、現在に至ります。 『Winning Post 10 2025』は、前作『Winning Post 10 2024』の続編にあたります。プレイヤーの目標は、馬主兼生産者(オーナーブリーダー)になって競走馬を所有・育成し、競馬の世界で名声を獲得すること。シリーズならではの魅力はそのままに、競馬の世界を舞台にしたドラマを体験できる新要素が追加されているのが特徴です。 本作では、ビジュアルとアルゴリズムの進化によって生み出されたリアルなレースシーンをはじめ、世界の名馬たちと戦えるゲームモード、最新競馬データへの対応などが特徴です。さらに、競走馬育成に欠かせないパラメーターも一新され、より戦略的なシミュレーションが可能に。 「ウイニングポスト」シリーズの醍醐味は、競走馬の育成はもちろん、レースへの参加、歴史の探求など、競馬という奥深い世界を心行くまで体験できること。『Winning Post 10 2025』は、ゲームを通して競馬の世界を学んでみたい方におすすめのタイトルです。 ■『ツーポイントミュージアム』(PS5/Xbox Series X|S/PC) 2025年に発売される『ツーポイントミュージアム』は経営シミュレーションゲーム「ツーポイント」シリーズの最新作で、テーマは「博物館」です。 施設経営のシミュレーションゲームは数多くありますが、本シリーズの魅力は度肝を抜かれるユーモアなゲーム性です。一見すると真面目なゲームに見えますが、いざプレイしてみるとあまりのヘンテコぶりに驚いてしまうかもしれません。 シリーズ最新作の『ツーポイントミュージアム』の主人公は、博物館の運営を任された学芸員です。探索チームを結成して珍しい展示品を集めたり、博物館を自由にレイアウトしたりして、自分だけの博物館を運営することが目的。スタッフを満足させる、来場者を楽しませる、寄付金を集める、展示物を泥棒から守ることも学芸員の仕事です。 シミュレーションゲームの多くは「真面目」や「硬派」な印象が強いと思います。しかし、「ツーポイント」シリーズの魅力は笑いが楽しめることです。笑いながら経営シミュレーションゲームの妙味を味わってみたい方におすすめできます。 肩の力を抜き、一切の常識を捨ててかぜひプレイしてみてください。初笑いにもうってつけかもしれませんよ。 ■『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』(ニンテンドースイッチ/PC) 『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』は、「ダンガンロンパ」シリーズの小高和剛氏と「極限脱出」シリーズの打越鋼太郎氏がタッグを組んで生み出したシミュレーション×アドベンチャーゲーム。2025年4月24日より、ニンテンドースイッチおよびPC(Steam)で発売予定です。 本作の目的は、敵である「侵校生」と戦って「最終防衛学園」を100日間守り切ること。プレイヤーは主人公・澄野拓海として、極限と絶望の100日戦争に臨むことになります。 本作のゲームシステムは、ストーリーを進めるアドベンチャーパートと、敵と戦うシミュレーションRPGで構成されています。マス目で区切られたマップに味方キャラクターを配置・移動・攻撃させるタクティクス風のシステムを採用。勝利条件は敵を殲滅することで、防衛タワーが敵に破壊されたらゲームオーバーです。 敵味方が交互に行動する仕組みとなっていて、1ターン1ターンの行動が重要になります。また、敵を倒すことでたまる「VOLTAGE」を消費すると必殺技を発動できるなど、爽快感あふれる演出も特徴です。 謎のベールに包まれているストーリーと、プレイヤーの戦略が問われるシミュレーションRPGが特徴の『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』。「ダンガンロンパ」シリーズや「極限脱出」シリーズが好きな方はもちろん、シミュレーションRPGが好きな方は要チェックのタイトルですよ。 以上が、2025年に発売予定のおすすめシミュレーションゲーム5本です。 覚えることはたくさんありますが、ゲームシステムやルールがわかってくると「あと1ターン……」「もう少しだけ……」と病みつきになること請け合いです。本稿をきっかけに、シミュレーションゲームの恐ろしさ(誉め言葉)を体験してみてください。くれぐれも、ハマりすぎで徹夜しないようご注意を。
インサイド いちえもん
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