佐川満男さん死去を受け、映画『あまろっく』中村監督が追悼「大きな支えとなりました」
歌手で俳優の佐川満男さんが84歳で亡くなったことを受け、出演していた映画『あまろっく』(公開中)で監督を務めた中村和宏さんが追悼コメントを発表しました。 映画の公式Xでは「映画『あまろっく』にご出演頂いた歌手で俳優の佐川満男さんが、ご逝去されました。近松竜太郎(笑福亭鶴瓶)が営む鉄工所のベテラン職人・高橋鉄蔵役を演じて頂きました。和気あいあいと撮影を楽しんで、現場を和ませて頂いた佐川さん、キャスト・スタッフ一同、謹んでご冥福をお祈りします」と追悼。 さらに、佐川さんをしのび、監督を務めた中村和宏さんが、お悔やみの言葉を寄せました。 中村監督は「映画『あまろっく』が全国公開され、多くの皆様にご覧いただいている中、とても悲しい出来事がありました。本作で鉄蔵役を好演していただいた、私にとっては恩師でもある名優 佐川満男さんが、4月12日にこの世を去られました。奇しくも先行上映初日でした」と心境を吐露しました。 ⠀ さらに「今回、佐川さんにこの映画のオファーをした際、初めはご自身の高齢を理由に謙虚にお断りされましたが、最終的には『これを最後の仕事にする』という決意を示してくださいました。佐川さんの献身と情熱は、撮影中も変わることがなく、彼のプロフェッショナリズムと温かな人柄は、キャスト、スタッフ全員にとって大きな支えとなりました」と振り返りました。 そして「佐川さんが遺された作品(映像 音楽 絵画)を通じて、彼の芸術に対する愛と情熱をこれからも多くの人々に伝え続けていくことが、私たちの使命だと信じています。映画『あまろっく』の公開が、佐川さんへの最もふさわしい追悼となるよう、心より願っております。皆さまには、彼の遺作を心ゆくまでお楽しみいただければ幸いです」とコメントしました。