「旅行者も住民も気軽に集える交流拠点にしたい」と話す古宅さん夫妻

　2019年に愛媛県松山市の離島・中島へ移住した古宅守さん（48）愛子さん（41）夫妻が7日、同市中島大浦の伊予銀行中島支店跡地にカフェバー「SEVENTH　HEAVEN（セブンスヘブン）」をオープンする。「旅行者だけでなく住民が集う交流拠点とし、島を盛り上げたい」と意気込んでいる。 　夫妻は松山市内から中島に移住。4年間の島生活で、素晴らしい自然や島民の温かさに触れた古宅さん夫妻は「中島に住みたい、中島をもっと活性化したい」と飲食店の開業を決意。22年7月に閉鎖した銀行支店の建物をカフェバーにするプロジェクトへの支援を呼びかけ、24年2～4月にクラウドファンディングで109万円を集めた。 　店舗の内装は、元銀行の雰囲気を最大限残した。支店の窓口カウンターをバーカウンターとし、応接セットも利用。ドラムやギター、島民から譲り受けたピアノを設置し、音楽を楽しめる。セブンスヘブンの店名には、愛子さんが「島時間をもっと楽しく幸せにしてほしい」との思いを込めた。 　営業は午前10時～午後10時。問い合わせは古宅さん＝電話090（7582）1827。