日本ハム、台湾プロ野球MVP古林睿煬の優先交渉権を獲得
(台北中央社)台湾プロ野球(CPBL)、統一ライオンズは12日、海外移籍を目指す古林睿煬投手(24)の優先交渉権を日本ハムが獲得したと発表した。 今年、キャリアハイの10勝(2敗)、防御率1.66、150奪三振などでCPBLの年間MVPに初めて選ばれた古林。先月末に所属球団の承認を条件に海外移籍が可能な権利の行使を宣言したばかりだった。 統一の蘇泰安ゼネラルマネジャー(GM)によると、日本ハムのほか、ソフトバンクやDeNA、ヤクルト、巨人などもシーズンを通して古林のプレーに関心を持ち続けていたが、最近連絡があったのは日本ハムとDeNAの2球団だったという。 台湾原住民(先住民)族タイヤル族出身の古林は2018年、ドラフト1位で統一に入団。昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップ日本戦では、初回から六回1死まで1人も走者を許さない好投を見せ、注目を集めた。プロ6年目の今年は年間MVPのほか、最優秀防御率やベストナインにも輝いた。 18年オフにはラミゴモンキーズ(現楽天モンキーズ)の主砲、王柏融はポスティングシステムに当たる今回の制度を利用して日本ハム入りした。 (楊啓芳/編集:羅友辰)