自身初のエッセイを手に笑顔のあばれる君（カメラ・中西 珠友）

　お笑いタレントのあばれる君は２５日、「自分は、家族なしでは生きてはいけません。」（ポプラ社）の発売記念サイン会に出席した。 　自身初のエッセイ。妻と息子たちへの感謝の一冊だ。「なんて読みやすいんだろう。どれをとっても１００点」と満面の笑みを見せながらも「大満足と…自分は思いません」と冗談で報道陣を笑わせた。文章を書くことが好きで、２冊目以降にも前向きだった。完成して最初に妻に見せたところ「文字が大きくてよみやすい」と開口一番。内容にも感動し、出版を泣いて喜んでくれたという。 　ほっこりするエピソードを問われると、「妻のお金をもらって（自分が）おごったかのようにしたこと」と回答。看護師だった妻をライブの打ち上げに連れて行き、全員分の支払いをしてもらったことを告白した。 　現在、２人の子どもを育てる。「（子どもの）成長を見逃さないようにしている」と学校行事にも積極的に参加。そしてこの日、８月に第３子が生まれることを発表した。「ちびれる君サード」のため、本の制作には約１年間費やしたという。特に今年に入ってから「締め切りが厳しかった」と苦笑い。しかし「（締め切りが）あったほうが集中してできた」と前向きにとらえた。 　目標は「２万部」と宣言。また印税の使い道を問われると「（第３子も含め）家族とおいしいものを食べたい」とニッコリ。「１０万部超えたら引っ越したい」と５人暮らしへの準備を進めることを示唆した。