低緯度オーロラ 北海道内の各地で観測
太陽の表面で起こる爆発現象「太陽フレア」が頻繁に発生している影響で、世界各地でオーロラが観測された。道内でも11日夜、広い範囲で出現した。 函館市南茅部地区で見られた低緯度オーロラ=11日午後8時30分、函館市尾札部町(10秒露光、絞り2.8、ISO感度6400、中本翔撮影) オーロラは太陽から放出されたプラズマ(電気を帯びた粒子)が地球の大気と衝突する際、発光する現象。名寄市のなよろ市立天文台や十勝管内陸別町の銀河の森天文台によると、強い太陽フレアが連続して起きたため、通常は北極圏など高緯度の地域で見られるオーロラが、低緯度の広い範囲で見られた可能性があるという。