NYで市長「西の京山口」PR 「ジャパンパレード&ストリートフェア」参加へ【山口】
山口市は、5月11日(現地時間)に米国ニューヨークで開催される「ジャパンパレード&ストリートフェア」に参加する。米有力紙ニューヨーク・タイムズで「今年行くべき52カ所」に市が選ばれたことを受け、現地で「西の京山口」の魅力をPR。22日の定例会見で伊藤和貴市長は「トップセールスとして市の歴史と伝統文化をしっかりと伝えたい」と意気込みを見せた。 2022年に始まった現地日系企業23社でつくるジャパンデー・インク主催の日本文化を周知するパレード。ニューヨークで開かれる日本関連行事としては最大規模。国内外から5万人以上の来場を見込み、多数のメディアによる報道もあり、市の魅力周知に大きな効果が期待されるという。 今回、市は自治体として唯一の参加となる。伊藤市長を含め市や山口観光コンベンション協会から計19人が訪米。25人乗りのフロートと呼ばれる山車で、セントラルパークウエスト81~67丁目の約1㌔をパレードする。 フロートには、米有力紙で取り上げられた山口七夕ちょうちん祭りや湯田温泉マスコットキャラクターのゆう太とゆう子、国宝瑠璃光寺五重塔をあしらった。柵にササ竹を付け、ちょうちんをつるすことも検討する。行進中は、フロート上で山口祇園囃子(ばやし)保存会の10人が祇園囃子を披露する。 ストリートフェアではPRブースを設置。来場者に市のイメージを周知してもらえるようインスタグラムへの掲載を促す仕掛けを用意し、うちわやポストカードのノベルティの配布も検討している。 3泊5日で滞在する伊藤市長は、ニューヨーク・タイムズの本社や在ニューヨーク日本国総領事館への訪問も予定。「観光誘客のみならず、今後のまちづくりに生かせる関係をつくりたい」と考えを示した。