日本一の福祉ヒーロー グランプリに輝いた男性 知的障害者の就労定着に奮闘
キヤノンウィンドの社員26人のうち、10年以上勤務する人が15人にのぼり、就労継続を実現する人が多いといえます。 キヤノンウィンド小林浩社長: 「きちんとした丁寧な実習の期間を設けて社員化することで安定雇用にもつながっている。毎年1人ずつ採用していて、より豊かな職場もしくは人生を歩んでほしい」 キヤノンウィンドの社員、分藤明男さんは会社の設立初期のメンバーで、今年で勤続15年を迎えます。一日6時間半、集中して仕事をし、休日は個展を開催するなど画家としても活動しています。 分藤明男さん: 「キヤノンウィンドの仕事は楽しい。仕事をしていいことは、色鉛筆を買えること。無くなったらまた買える」 知的障害者の全国の平均勤続年数は9年1か月。身体障害者に比べて短く、就労定着が課題となっています。働きやすい職場作りに向けた現場の挑戦は続きます。
大分放送