77歳の飛行機「ダグラス DC-3」神戸や大阪の空を飛ぶ
77歳の飛行機「ダグラス DC-3」神戸や大阪の空を飛ぶ 撮影:柳曽文隆 THEPAGE大阪
77歳の飛行機が関西の空を飛ぶ──。スイスの時計メーカー「ブライトリング」が維持・保存を支援する航空機「ダグラス DC-3」が19日、神戸空港で報道陣に公開され、兵庫県神戸市や大阪の通天閣付近などの上空を飛行した。
広報担当者によると、ダグラス DC-3は1935年に初飛行。全世界で1万6000機以上製造されたといわれているそうだが、現在、世界の空を飛んでいるのは約150機のみだという。 その中の1機で、ブライトリングが維持・保存を支援する「ブライトリング DC-3」が今回、今年で製造から77年を迎えることを記念し世界を一周するワールドツアーを実施。国内では4月末に熊本県に到着し周回飛行したのをはじめ、山口県内などでも展示されるなどした。
19日の搭乗者の説明などを担当した航空ジャーナリストの中村浩美さんによると、この機体の構造は当時としては近代的な全金属製で、尾輪式なので地上ではお尻の下がった斜め姿勢、主車輪は半引き込み式というのが特徴だという。
同日はその一環として神戸や大阪の上空を飛び、同日午後や20、21両日も神戸や大阪などの上空を飛ぶ姿がみられそうだ。