高速道路の「ETCレーン」を通ったときにバーが上がらなかった! 支払いはどうなる? 筆者の体験も含め解説
車にETCカードを装着していれば、高速道路の料金所で停車せずとも、スムーズに通過できます。とは言え、ETCを使って料金所を通過した人であれば「料金所のバーが上がらなかったらどうしよう.....」と一度は思ったことがあるのではないでしょうか。 もちろん、こうした状況は避けたいですが、いくつかの理由によってバーが上がらないケースが発生します。本記事では、ETCレーンのバーが上がらない原因と対処法に加え、ETCを利用する際の注意点を解説します。
ETCレーンでバーが上がらない原因
ETCレーンでバーが上がらない原因としては、次のようなものが挙げられます。 ●ETCカードの入れ忘れ ●機器同士の通信に不具合が生じた ●ETCカードが完全に差し込まれていなかった ●ETCカードの有効期限切れ ●ETCカードの破損 ●ETCカードの挿入方向が間違っている このようなことは誰にでも起こり得ますが、JAF(日本自動車連盟)によると、ETCレーンのバーが上がらない原因の65%が「ETCカードの差し忘れ」や「差し込み不足」とされています。 またETCカードをしっかりと差し込んでいても、ETC車載器の経年劣化等によってカードが読み込めなくなることもあります。特に中古車を購入した際は、ETC車載器がきちんと利用できるか確認しておいてください。 筆者の経験では、中古車を購入して4年経過してからETCカードが読み込めなくなり、新たにETC車載器を購入することになりました。ETCは車載器と料金所のアンテナを電波で交信するというシンプルな仕組みですが、電気製品である以上、長く使っていれば不具合が起こることも意識しておきましょう。
ETCレーンのバーが上がらなかったときの対処法
もしETCレーンのバーが上がらず、料金所を通過できなかった場合、あわてて車を後退させてはいけません。追突事故を発生させないためにも、まずはハザードランプを焚いて後続車に注意を促してください。 ETCレーンの横には、発券機およびインターホンがついています。係員からも指示がありますが、車の窓を開けて、発券機から通行券を取得してください。出口の料金所では「一般/ETC」もしくは「一般」レーンを選び、通行券とETCカードを係員に渡して清算します。 場合によっては、「入口の料金所は通過できたのに、出口の料金所では通過できなかった」といったケースも発生します。その際はインターホンでの案内か、係員が直接出向いて案内することになります。対応には時間がかかる場合もあり、係員の指定された場所に車を停車して支払い手続きを行うか、場合によっては料金所事務室で支払い手続きすることもあります。