レギュラーになれるのか…伸び悩む元有望株6人
オフシーズンを迎えているプロ野球。今季も将来を担う若手たちの台頭が見られた一方で、なかには毎年のようにレギュラー定着を期待されながらも、伸び悩んでいる選手も少なくない。そこで今回は、レギュラー候補と目されながらも、苦しみ続けている選手をピックアップする。 【写真】故障さえなければ…“ガラスの天才”5人
平沢大河
出身:宮城県 投打:右投左打 身長/体重:176cm/80kg 生年月日:1997年12月24日 ドラフト:2015年ドラフト1位 今シーズン序盤は一定の活躍を見せていた平沢大河。だが、最終的には寂しい数字が並んだ。 仙台育英で1年春からベンチ入りを果たした平沢は、瞬く間にショートのレギュラーを獲得。高校2年の明治神宮大会で優勝に貢献し、高校最後の夏は甲子園大会に出場。惜しくも決勝戦で敗れた一方、平沢自身は大会を通じて3本のアーチを描いた。 甲子園での鮮烈な活躍もあり、ドラフトでは楽天とロッテが1位指名。抽選を経て、ロッテに入団した。 ルーキーイヤーはファームで経験を積むなか、1軍の舞台も経験。苦労を重ねて24打席目に地元・仙台でプロ初ヒットをマークした。 2018年は、112試合に出場。打率は.213だったが、5本塁打・出塁率.328を記録するなど、大きな期待を抱かせるシーズンを送った。 2020・21年は1軍出場なしに終わり、今季もは57試合に出場したものの、打率1割台と苦しんだ。プロ9年目を迎える来季、巻き返しはなるだろうか。
廣岡大志
出身:大阪府 投打:右投右打 身長/体重:183cm/81kg 生年月日:1997年4月9日 ドラフト:2015年ドラフト2位 電撃トレードでオリックスに加入した廣岡大志。自身3球団目となる新天地で、念願のレギュラー獲得となるのか期待が集まっている。 抜群の野球センスを誇っていた廣岡。智辯学園では2年生から4番を任される存在に。高校通算で25本のアーチを描いたほか、俊足も強みとなり、ドラフト2位でヤクルトに入団した。 高卒1年目からファームの試合に多く出場し、三振の多さこそ目立ったがシーズン終盤に1軍昇格。プロ初打席で初ホームランを放つ鮮烈デビューを飾った。 幸先の良いスタートとなったプロ生活だったが、翌年以降は確実性に欠けるバッティングが続き、打率は2割台または1割台という成績に。 移籍後、レギュラーシーズンでは低調な数字となったが、日本シリーズでは第2戦で適時打を放つと、4試合連続でスタメンに名を連ねるなど潜在能力を発揮していた。